あなたのイベント、「やりっ放し」になっていませんか?現代集客の必須条件とは
イベントを開催して、多くの人が来てくれた。しかし、イベントが終わればそれっきり……。
そんな経験はありませんか?
現代のマーケティングにおいて重要なのは、単発の動員ではなく「顧客リストの獲得」です。
顧客リストさえあれば、次回以降は高額な広告費をかけずとも、メッセージ一通で再訪を促すことができます。
つまり、イベント開催中のリスト獲得こそが、中長期的な集客コストを下げる鍵となるのです。
そして今、そのためのツールとして最も注目されているのが「LINE公式アカウント」です。
二次元コードを設置しておけば、参加者自身にスマホで登録してもらうことができ、簡単にお知らせやお得情報を届けることができます。

しかし、現実は甘くありません。
「たった数分の登録作業が面倒」「通知がウザそう」という心理的ハードルは意外に高く、単に二次元コードを置くだけでは、ほとんどの人がスルーしてしまうのが実情です。
実際に私も飲食店で「よかったらうちの公式LINEの友だち登録お願いします!」と言われたけれど、スマホでLINEをわざわざ開くのが面倒だし、何で得もないのに登録をしないといけないんだと思い、登録をしなかったという経験はたくさんあります。
既存の解決法「100円クーポン」が招く“即ブロック”の罠

この「登録の壁」を越えるために多くの施設が行なっているのが、
「登録してくれたら100円オフ」「ノベルティプレゼント」といったインセンティブ施策です。
これで登録数は増えてめでたしめでたし……とはいきません。
実はそこには大きな落とし穴があります。
それは、「特典をもらってブロックされる」という現象です。
「割引」という対価のためだけに「作業」として登録したユーザーにとって、用が済んだ後のアカウントは不要な存在でしかありません。
これでは、本当の意味でのファンは積み上がっていかないのです。
私も割引やクーポンに釣られて公式LINEを登録して、その後の通知の量が多くてそのアカウントをブロックしたという経験を何度もしました。
今数えてみると、20~30個ほどブロックしている公式アカウントがありました。
LINEの通知に自分の興味のない情報が紛れてくるのは、思っている以上に不快なものなのです。
これらの課題を解決する方法として注目されているのが、「謎解き観光」との掛け合わせです。
面倒な「作業」が「遊び」に変わる。嫌悪感ゼロで登録させるカラクリ

では、なぜ謎解きイベントは登録の壁を越えることができるのか。
それは、「登録がただの作業ではなくなる」からです。
謎解きイベントでは、LINEアカウントを以下のような用途で使用します。
・ストーリーを読む
・謎を解くためのヒントを見る
・謎を解いて出た答えを入力して先に進む
すると参加者は、「謎を解きたい」「先に進みたい」という自らの欲求を達成するため、進んで登録を行うようになります。
企業の囲い込みに応じる「受動的な作業としての登録」から、遊びの一部としての「能動的な登録」となるのです。
さらに、謎解きイベントに対しての期待が高まっている最中に登録が行われるため、登録行為に対する心理的な嫌悪感もほぼゼロになります。
これが、ポジティブかつ自然に登録者が増えるカラクリです。
なぜ謎解き経由の友だちは「ブロック」されないのか?
さらに、謎解きイベント経由で増えた友だちは、クーポン経由に比べてブロック率が圧倒的に低いという特徴があります。
その理由は、「楽しかった記憶」と「ファン心理の芽生え」にあります。
「楽しかった記憶」がブロックの心理的ハードルを上げる

謎解き観光イベントでLINEを使用している間、参加者は常に「ワクワク」や「達成感」といったポジティブな感情の中にいます。
そのため、イベント終了後もそのアカウントは「単なる宣伝ツール」ではなく、「楽しかった思い出の一部」として認識されます。
このポジティブな感情が紐づいているため、「ブロックする」というネガティブな行動に対する心理的ハードルが高くなり、友だち関係が継続されやすくなるのです。
場所の「ファン」に育っているため、通知が「ノイズ」にならない

謎解き観光イベントは、その場所の歴史や特徴、隠れた魅力を知ってもらえるように設計されています。
私は普段、謎解きの制作をしているのですが、謎解き観光イベントを作る際には舞台となる場所の魅力を参加者に知ってもらえるように制作をしています。
「ここからの景色を参加者に見てほしい」「こんな魅力的な場所があることを参加者に知ってほしい」という気持ちで導線を設定したり、その場所ならではの解答ワードにすることでよりその場所について深く知ってもらったりと、その場所について参加者に好きになってもらえるよう意識してイベントを作っています。
このような工夫やこだわりによって、参加者は謎を解く過程で、自然と施設や地域への理解を深め、愛着を持つようになります。
イベントが終わる頃には「その場所に興味を持っている状態」になっているため、後日送られてくる情報が「自分に関係のない邪魔な通知」ではなく、「有益な情報」として受け入れられやすくなるのです。
公式LINEを改修することなく友だち数を増やす裏ワザ

「でも、うちの既存公式LINEに新たにシステムを入れ込むのは難しい……」
「既存のLINEに新たに入れ込むには承認が必要で、時間がかかるし大変……」
そう思われる担当者様も多いかもしれません。
既存の公式LINE上で謎解きを行なって登録を促すのがベストですが、運用の都合上それができないケースも多いでしょう。
しかし、ご安心ください。既存の公式LINEの設定を変更することなく謎解きを活用して登録者数を増やす方法があります。
それは、「謎解きの手がかりとして、公式LINEを利用すること」です。
謎解きの手がかりとして公式LINEを使う
LINE側で新たにプログラムを組むのではなく、シンプルに「公式LINEの中に既にある画像やメッセージを手がかりとして使う」という手法です。
これなら、キーワード応答機能などを新たに設定することなく実装可能です。
実際に、株式会社KADOKAWA様が運営する文化複合施設「ところざわサクラタウン」での周遊イベントでは、この手法を取り入れました。

ところざわサクラタウンの公式LINEを、謎解きの進行上必ず見なければならない「手がかり」とすることで、イベント期間中の友だち追加数は通常月と比較して飛躍的な増加率を記録しました。
「システムは変えられないけれど、リストは欲しい」。
そんな現場の悩みにも、柔軟な設計で対応が可能なのです。
まとめ
これからのイベント集客は、「人を集めて終わり」ではありません。
楽しい体験を通じて、お客様と企業が自然と繋がる「関係性の入り口」を作ること。
「100円あげるから登録をしてほしい」というお願い営業から脱却し、謎解きというエンタメの力で、熱量の高いファンリストを積み上げていきませんか?
ハレガケができること

株式会社ハレガケでは、商業施設や観光地、自治体主催イベントなどに向けて、リアル謎解きゲームを中心とした体験型イベントを企画・制作しています。
開催場所の特性やターゲット層に合わせて、“つい参加したくなる”設計を大切にしており、企画段階から現地調査、導線設計、演出・デザイン、SNSとの連動まで一貫して対応可能です。
ただイベントを「実施する」だけでなく、その場所ならではの魅力が伝わり、来場者の行動変容につながる“意味のある体験”を一緒につくりあげていきます。
「施設全体をもっと楽しんでもらいたい」
「リピーターを増やす新たな切り口がほしい」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。















