2025.08.25
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体験型イベントってどんなもの?種類・特徴・導入のメリットを徹底解説

目次

はじめに

近年、企業や自治体のPRイベント、商業施設の集客施策として「体験型イベント」に注目が集まっています。

ただ商品やサービスを見たり聞いたりするだけでなく、参加者自身が何かを体験し、五感を使って楽しむこの形式のイベントは、その種類や目的によって実に様々な形をとります。

この記事では、体験型イベントの多彩な種類や、それぞれの魅力、そしてなぜ今「体験型」がこんなにも求められているのか、その理由をひも解いていきます。

 

体験型イベントの種類とその魅力

体験型イベントは、参加者が「体験」を通して特別な価値を得るイベントの総称です。
一口に体験と言っても、その内容は多岐にわたります。

1. ワークショップ・学び体験

何かを「作る」「学ぶ」ことを目的としたイベントです。
専門家から直接指導を受けたり、普段は触れることのない道具や素材を使ったりすることで、単なる知識の習得を超えた、かけがえのない経験を提供します。

特徴:
自分で何かを完成させる達成感や、新しいスキルを身につける喜びが、参加者の心を満たします。
完成した作品は、イベントの思い出として長く手元に残るのも嬉しいポイントです。

事例:
オリジナルのアクセサリー作り、プログラミング教室、陶芸教室

親子で絵付けを楽しんでいる様子

2. グルメ体験

「食」をテーマに、普段は味わえない特別な体験を提供します。
生産者から直接話を聞いたり、料理の過程に参加したりすることで、食の背景にあるストーリーや文化を深く知ることができます。

特徴:
地域の食材や料理の奥深さを五感で感じられるのが醍醐味です。
ただ食べるだけでなく、新しい発見知識を得られるため、食に対する関心や愛着を深めるのに効果があります。

事例:
いちご狩りなどの収穫体験、日本酒の利き酒イベント、有名シェフによる料理体験

親子が笑顔でいちご狩りを楽しむ様子

3. スポーツ・アクティビティ体験

体を動かす楽しさを味わうのはもちろん、参加者同士の交流を深めることを目的としたイベントです。
一人ひとりが主役となり、共通の目標に向かって協力し合うことで、自然と一体感が生まれます。

特徴:
普段はできないスポーツに挑戦したり、プロ選手と交流したりと、参加者の熱量を引き出す工夫が凝らされています。
効果的に、体を動かす爽快感や、仲間との絆を感じられることが、参加の大きなモチベーションになります。

事例:
eスポーツ大会、ボルダリング体験会、フットサルイベント

若い男性がフットサルをする様子

4. 謎解き・ストーリー体験

参加者自身が物語の登場人物となり、与えられた謎やミッションをクリアしていくイベントです。
論理的な思考力やひらめき、そしてチームでの協力が成功の鍵を握ります。

特徴:
物語の世界観にどっぷり浸かり、謎が解けた時の大きな達成感や、チームで協力してミッションをクリアする一体感を味わえます。
能動的にイベントに関わることで、参加者の記憶に深く刻み込まれる体験となります。

事例:
街全体を使った周遊型謎解き、オンラインで参加できる謎解きゲーム、参加者が演じるマーダーミステリー

謎解きキットを手にハイタッチをして盛り上がる女性たち

 

なぜ今、“体験型”が選ばれるのか?

モノを持っていれば満たされる・豊かだった時代から、人々の価値観は大きく変わりました。
この背景にあるのが「モノ消費」から「コト消費・トキ消費」への変化です。

・モノ消費: 商品そのものを買うこと
・コト消費: サービスや体験を買うこと(旅行、習い事など)
・トキ消費: その瞬間にしか味わえない特別な体験を買うこと(ライブ、イベントなど)

 

SNSの広まりも、この流れを加速させています。
購入したモノよりも、「誰と、どこで、何をした」といった体験そのものが価値のあるコンテンツとなり、SNSでシェアされるようになりました。

拡散には「楽しかった」「驚いた」「心が揺さぶられた」などの“リアルな感情”が持つ表現のエネルギーが非常に重要で、そこに対して共感を生んだり、「いいね!」と思ってもらえたりすることで伸びていきます。
そんなSNSでの流行や、同じような体験をしてみたいという感情から、人々はよりユニークで、話題性のある体験を求めるようになっています。

 

「体験型イベント」は、この「コト消費」や「トキ消費」のニーズに直接応える、とても強力なマーケティング手法と言えるでしょう。
そして体験型イベントの中でもいまマーケットシェアを拡大しているのが「謎解きイベント」です。

 

謎解きイベントの導入は難しい?

「謎解きイベントは面白そうだけど、企画や制作が大変そう……」と感じる方もいるかもしれません。
でも実は、専門の制作会社に依頼すれば低ハードル高クオリティでの導入が可能です。

プロの制作会社は、「誰に届けたいか?」「イベントで何を伝えたいか?」といった目的に合わせて、最適なイベント構成(謎の内容やストーリー、動線設計など)を丁寧に設計してくれます。

例えば、
・地域の歴史や文化を楽しく知ってほしい
・新商品の魅力を遊びながら伝えたい
・ファミリー向けに親子の絆を深められるイベントを開催したい

大まかな目的やゴールがあれば、ヒアリングをもとにぴったりのオリジナルイベントを創り上げてくれます。
そしてそれがトキ消費のニーズと合致し、話題を呼んだり、拡散されたりと、企業や自治体のPRイベント、商業施設の集客施策に強い効果を生み出します。

 

まとめ|体験型イベントで参加者の記憶に残るイベントを

体験型イベントは、参加者に忘れられない思い出や感動を届け、その土地や施設、商品やサービスなどに対する愛着を育むことができます。
特に謎解きは、心を掴むストーリーと、クリアした時の達成感によって、高い満足度と大きな話題性を生み出すことができる優れたコンテンツです。

私たちハレガケは、リアル謎解きゲームをはじめとする体験型イベントの企画制作を行っています。
開催目的やターゲットに合わせたイベント企画の提案から、施設や街を回遊させる導線設計、SNSで話題化しやすい仕掛けづくり、事前の告知や広告運用、開催時の運営や事後フォローまで、一貫して対応可能です。

「目的やターゲットしか決まっていない」
「曖昧な部分が多い」

そんな状態でも問題ありません。
「謎解きって何ができるの?」という部分からお話させていただくので、ぜひお気軽にご相談ください。