2025.08.06
ノウハウ

“面白そう”だけじゃ集客できない!来場につながる告知・訴求の工夫とは

目次

はじめに

「ポスターや特設サイトも作ったのに、思ったより人が集まらなかった……」
「SNSで告知をしたけど、全然見てもらえなかった」
そんな悩みを抱えるイベント担当者は少なくありません。

多くの場合、告知の段階で“参加したいと思える理由”が十分に伝わっていないことが原因です。
イベントがどれだけ面白そうでも、参加者は「自分にとってどんな価値があるのか」が見えないと行動しません。

今回は、このイベントに「行ってみたい!」と思わせる告知・訴求の工夫を、具体例を交えてご紹介します。

 

告知段階で「参加メリット」を明確に伝える

集客につながる告知の第一歩は、“参加者にとってのメリット”を具体的に示すことです。
魅力的な体験内容があっても、それを相手の視点に置き換えて伝えなければ来場にはつながりません。

参加者目線で考えるメリット例

・家族連れ向け
子どもと一緒に遊べる、週末に1日屋内で遊べる、家族での思い出が残る
→ 子どもが楽しめる体験であれば、親は休日のレジャーとして参加を決めやすくなります。

・学生グループ向け
友だちと協力して達成感を味わえる、SNSでシェアできる、コスパが良い
→ 仲間とワイワイ楽しめるものや話題化できることが参加動機になります。

・観光客向け
ここでしか体験できない、イベント限定特典がある、おみやげ付き
→ 観光ついでに行きたい理由が明確になり、移動の手間を超えて来場が期待できます。

 

ポイントは、単に「楽しいイベント」として打ち出すのではなく、具体的な参加価値を言語化することです。

体験型イベントで親子が一緒に楽しんでいる様子

 

写真とキャッチコピーで、一瞬で「行きたくなる」を作る

ポスターや特設サイト、バナーで集客を左右するのは第一印象の3秒です。
視覚的に「面白そう!」「自分向けだ」と思わせられるかが重要です。

工夫のポイント

・写真は参加イメージが伝わるものを選ぶ
→ 人の表情が入った写真は感情移入しやすく、体験を想像しやすくなります。

・キャッチコピーは体験価値を端的に伝える
→ 短い言葉で、何ができるのか・どう楽しいのかを表現します。
最初は長めに表現して、そこからキャッチーにしていくのがおすすめです。

・メインのコピー+補足説明の組み合わせが効果的
→ 「親子で挑戦!初めてでも楽しめる体験型イベント」+「クリアすると限定ノベルティも」など、短めのコピーに捕捉する形で打ち出していくのも伝わりやすく効果的です。

キャッチコピーが載ったイベントの告知画像

 

ポスターやバナーは「わかりやすさ」を最優先に

告知が届いても、情報が整理されていないと読む・理解する労力がかかり、参加意欲は下がります。
「パッと見で、何をするイベントか・いつどこでやるか・どう参加するか」がわかることが大切です。

告知デザインで意識したいポイント

・文字を詰め込みすぎない
→ 必要以上の情報はかえって読まれず、視認性を下げてしまいます。
情報の取捨選択をし、重要なものは目立たせましょう。

・色やトーンはターゲットに合わせる
→ 家族向けは明るく親しみやすく、大人向けは落ち着いたトーン+余白重視が効果的です。
色のトーンや色味の多さ、使用する文字のフォントもイベントのイメージを視覚的に伝えるものなので意識すると良いでしょう。

・参加方法や開催期間はアイコンやボックスで整理
→ パッと見て視覚的に整理された情報は、行動に直結しやすくなります。
また、ターゲットが人に共有しやすくなるというメリットもあり、誰かを誘っての参加も期待できます。

スマートフォンでイベントページを閲覧する様子

 

SNS投稿や口コミを生む工夫で告知効果を加速

集客は告知をしたら終わりではありません。
イベント開始後も“思わず誰かに教えたくなる要素”を仕込むことで、自然な口コミ・拡散につながり、その後のイベント来場者の増加へとつながります。

仕込みやすい工夫例

・写真映えスポットを設置
→ 参加者が撮影したくなる背景やアイテムは、SNSの投稿率を高めます。
イベントに特典やクリアの有無がある場合は、それを示すボードなどを用意するのもおすすめです。

・ハッシュタグの設定と掲示
→ 公式タグを特設サイトや会場に掲示し、参加者が迷わず投稿できるようにします。
SNSでの投稿で景品をプレゼント、抽選に参加可能などにするのもおすすめです。

・クリア特典や限定アイテム
→ オリジナル証明書やグッズは「見せたくなる/持ち帰りたくなる」動機を生みます。
予算との兼ね合いにもよりますが、記念になるものをつけると喜ばれます。

 

「行きたくなる」→「参加する」→「投稿したくなる」の参加者の流れを意識することで、まだ見ぬ参加者へのリーチや、次回以降の集客にも自然につながります。

スマートフォンで撮影を楽しむ男女

 

まとめ|“行動につながる告知設計”で集客に変化を

集客を最大化するためには、

・告知段階で具体的な参加メリットを明確に伝える
・写真とキャッチコピーで、一瞬で「自分に関係がある」と感じさせる
・わかりやすい情報設計とSNS導線で、認知を広げ、参加へのハードルを下げる

この3つを意識するだけで、告知は「見られるだけ」から「行動を促す」ものに変わります。

 

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