2025.05.14
懇親会

これを見れば分かる!慰労会とは?幹事の仕事と進め方をまるごとチェック

目次

はじめに|初めての幹事でも安心!この記事の使い方

「慰労会の幹事を頼まれたけど、何から始めればいいの?」
そんなお悩みを抱える方に向けて、本記事では“慰労会の基本”から“準備・進行のポイント”や“挨拶例文”まで、幹事業務に必要な情報をまるごと分かりやすくまとめました。

段取りや注意点をしっかり押さえておけば、初めてでもスムーズに当日を迎えられます。
社内で感謝を伝える機会をしっかり演出したい方、ぜひ参考にしてください!

 

慰労会とは?その意味と目的

<慰労会と親睦会・送別会の違い>

「慰労会」とは、特定の業務やプロジェクトを終えたメンバー、あるいは日々の働きに対する感謝を込めて開かれる社内イベントです。
親睦会が“交流の促進”を目的とするのに対し、慰労会は“労をねぎらう”ことが主な目的となります。
送別会とも混同されがちですが、送別会は“退職や異動に際する別れの場”、慰労会は“現在も一緒に働くメンバーを労う場”です。

<どんなタイミングで実施するのか>

慰労会は、以下のようなタイミングで実施されることが多いです。

・繁忙期やプロジェクト終了後
・上半期・下半期の区切り
・年度末の締めくくり
・クレーム対応やトラブル対応を無事終えた後 など

頑張りを認めることで、チームのモチベーションや結束力を高める効果が期待できます。

<慰労会でよくある実施スタイル例>

慰労会は、形式や内容を柔軟にアレンジできるのが特徴です。
よくある実施スタイルには以下のようなものがあります。

・居酒屋やレストランでの食事会(一般的なスタイル)
・ランチ会(平日昼に気軽に開催)
・オンライン懇親会(遠隔地勤務者にも対応可能)
・アクティビティ付きイベント(ボウリング、バーベキュー、クイズ大会など)

参加メンバーの顔ぶれや職場の雰囲気に合わせて、スタイルを選びましょう。

 

慰労会の準備はいつから?事前計画のポイント

1か月前~3週間前:開催目的と日程・会場の決定

まずは「何のための慰労会か(目的)」を明確にし、参加対象となるメンバーや規模感を決めます。
そのうえで、参加者のスケジュールを確認しながら日程と会場を早めにおさえましょう。
人気店や貸切スペースは予約が集中するため、できれば1か月以上前に動き出すのが理想です。

3週間前~2週間前:プログラム・食事・企画内容の検討

慰労会では「参加者が楽しめる内容」が重要
歓談中心の会にするか、軽いゲームやクイズを取り入れるかなど、企画の方向性を決めましょう。
食事のスタイル(コース・ビュッフェ・立食など)も、予算や人数に応じて検討を。
会場によっては、飲食内容とセットになったプランもあるので活用しましょう。

2週間前~1週間前:参加者への正式案内と出欠確認

日程、場所、会の趣旨、プログラム概要などを記載した案内文を社内に周知し、出欠を確認します。
メールやチャットツール、掲示板など、社内でよく使われている連絡手段を活用して案内しましょう。
返信期限を必ず明記し、出欠管理用のリスト(Googleスプレッドシートなど)を用意すると便利です。

1週間前~前日:備品の準備と最終確認

名札、プレゼント、ゲームの景品、司会台本など、必要なアイテムを事前にそろえておきましょう。
幹事同士での役割分担(進行、受付、写真撮影など)も明確にしておくと、当日の混乱を防げます。
会場との最終確認も忘れずに。

 

当日の流れと幹事の動き方|準備から撤収まで

開始30~60分前:受付・会場準備

幹事は予定開始時刻の30~60分前には現地入りし、会場内のレイアウトや備品の配置を確認します。
参加者名簿と照合しやすいよう受付体制を整え、名札やプレゼントがある場合は見やすく配置を。
BGMの確認やプロジェクターの動作確認なども忘れずに。

スタート直後:司会進行・乾杯の発声

司会進行役がスタートを宣言し、慰労の趣旨や参加者への感謝を伝えるひと言で会の雰囲気を和らげましょう。
乾杯の挨拶は、上司やリーダーなどの代表者へ事前に依頼しておくとスムーズです。

会の中盤:歓談や企画進行で場を盛り上げる

歓談の時間を中心にしつつ、軽いゲームやクイズ、スピーチなどのアクティビティを入れると参加者の一体感が高まります
進行は緩やかで問題ありませんが、時間の目安は持っておくと安心です。

終盤:締めの挨拶と記念撮影・片付け

会の締めくくりには、上司や幹事からの「お礼の言葉」や「これからもよろしくお願いします」といった前向きなメッセージを添えるのがおすすめです。
全体で集合写真を撮影して記念に残すのも好印象です。翌営業日を目安に参加者に共有しましょう。
終了後は忘れ物やゴミのチェック、会場へのお礼も忘れずに。

 

慰労会の進行に使える!司会・挨拶の例文集

①開会の挨拶(司会者)

皆さま、本日はお忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。
本日の慰労会は、日頃の業務への感謝と、皆さまのご尽力を労う場として企画いたしました。
どうぞ最後までお食事と交流を楽しんでいただければと思います。

②乾杯の挨拶(上司・リーダーなど)

皆さん、日々の業務、本当にお疲れさまです。
それぞれの持ち場でご尽力いただいていることに、改めて感謝申し上げます。
今後も力を合わせて頑張っていきましょう!それでは乾杯!

③歓談中のひと言(進行役・幹事)

皆さま、楽しんでいただけていますでしょうか?
もしお食事やお飲み物が足りない場合は、遠慮なくスタッフにお声がけくださいね。
このあと簡単なミニゲームも用意していますので、お楽しみに!

④締めの挨拶(幹事または責任者)

あっという間のお時間でしたが、皆さま本日はありがとうございました。
今回の慰労会を通じて、少しでもリフレッシュしていただけたなら幸いです。
今後もますます良いチームとして一緒に頑張っていきましょう!

⑤一本締めの掛け声(締め担当)

それでは、最後に一本締めで会を締めたいと思います。
お手を拝借、よーおっ!(パン!)

 

慰労会で必要な準備物&あると便利なアイテム一覧

慰労会を成功させるためには、当日の会場準備や進行に必要なものをしっかり把握しておくことが大切です。
忘れがちな備品も多いため、下記を参考に準備しておきましょう。

<必ず準備したい基本アイテム>

・出席者リスト、名簿
参加者の最終確認や、受付でのチェックに使用します。

・進行スケジュール表(タイムテーブル)
幹事・司会用に全体の流れを整理したもの。余裕を持った時間配分が大切です。

・司会原稿、挨拶メモ
緊張しても安心。基本の台本やキーワードをメモしておくとスムーズです。

・プレゼント、記念品
特に対象者(例:退職者や表彰者)がいる場合は事前に準備しておきましょう。

・会費管理リスト、お釣り、封筒
会費制の場合は、お金の管理とやりとりがスムーズになるよう準備を。

<用意しておくと便利なアイテム>

・名札や席札
初対面が多い場合や社内でも普段関わりが少ない部署同士である場合におすすめ。

・ウェルカムボード、案内表示
会場入口に設置すると、初めて来る人も迷わず安心。

・スライドや写真映像(プロジェクター用)
思い出共有や感謝の気持ちを伝える演出にも効果的。

・景品やミニゲームの備品
簡単なゲームを実施する場合は、景品や小道具の準備も忘れずに。

 

上記の内容は、チェックリスト形式で印刷して持参すると安心です。
直前に慌てないように、準備物は1週間前~前日までに確認&調達しておくとよいでしょう。

 

慰労会を行う際の注意点とマナー

慰労会は「感謝の気持ち」を伝える場。
だからこそ、参加者が気持ちよく過ごせるように、配慮やマナーがとても大切です。
幹事として注意したいポイントをチェックしておきましょう。

主役・対象者への敬意を忘れずに

慰労会の中心となるのは、これまで頑張ってきた社員やチームです。
特に送別・表彰・退職・繁忙期明けなど、感謝やねぎらいがテーマの場合は、以下の点に気をつけましょう。

・形式ばらずとも「ありがとう」の言葉を明確に伝える
・お祝いされる側の性格や好みに配慮した内容にする
・プレゼントやメッセージカードなど、心のこもったアイテムを用意する

お酒のマナーに注意(飲み過ぎ・飲ませ過ぎNG)

慰労会ではお酒が入る場面もありますが、「飲み会」のノリにしすぎないこともポイントです。

・無理に飲ませるのはNG
・上司部下の立場に関係なく、節度ある対応を心がける
・飲めない人へのソフトドリンクやノンアル対応も準備しておく

時間管理はしっかりと

慰労会が「長すぎる」「だらけてしまった」とならないよう、時間配分も重要です。

・タイムスケジュールは事前に明確にしておく
・イベントや挨拶の時間が延びすぎないよう注意する
・締めのタイミングをしっかり設け、だらけた雰囲気にならないようにする

幹事はあくまで“縁の下の力持ち”

幹事は表に出過ぎず、参加者が主役になれる空気づくりを意識しましょう。
司会を他の人に任せる、声をかけて盛り上げる、困っていそうな人に配慮するなど、小さな工夫が場の雰囲気を左右します。

慰労会は“思いやり”が大切

慰労会の成功のカギは、どれだけ「相手を思いやる気持ち」を形にできるか。
特別な演出がなくても、心のこもった進行と配慮が伝われば、きっと良い時間になります。

 

まとめ|慰労会を成功させるカギは“感謝の伝え方”

慰労会は、日々の業務に励んだ社員やチームへの「ありがとう」を伝える貴重な時間です。
形式や規模にとらわれず、相手に寄り添った企画や言葉を意識することで、心に残る会になります。

この記事では、慰労会の意味や目的から、幹事の業務内容、当日までのスケジュール、注意点やマナーまで、初めての方でも安心して進められる内容を網羅しました。

「幹事は初めてで不安……」
「どこから準備すればいいか分からない……」

そんな方でも、この記事を“お守り”代わりにして、ひとつずつ進めていけば大丈夫。
準備も本番も、焦らず・丁寧に・感謝の気持ちを大切に。きっと素敵な時間になるはずです。

 

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