2025.06.17
懇親会

社内コミュニケーション不足の原因と対策|改善に効くイベント活用術

目次

はじめに

働き方が多様化し、リモートワークやフレックスタイム制度の導入が進む中で、社内コミュニケーションに課題を感じる企業が増えています。

「雑談が減った」「他部署の人と話す機会がない」「新人が馴染めていない」そんな声を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

社内コミュニケーションの不足は、業務の連携ミスや人間関係の希薄化など、見えないところでさまざまな悪影響を及ぼします。
しかし、ちょっとした仕掛けやイベントを通じて「話すきっかけ」をつくるだけで、状況は大きく変わります。

この記事では、社内コミュニケーションが不足する背景とその弊害、改善に向けた具体策として「社内イベント」の活用方法をご紹介します。

 

社内コミュニケーションが不足する背景と主な原因

働き方が多様化する中で、社内コミュニケーションの希薄化が課題として注目されています。
ここでは、コミュニケーション不足が起きる背景と、その主な原因を具体的に解説します。

①リモートワーク・ハイブリッド勤務の定着

コロナ禍をきっかけに広がったリモートワークは、働き方の柔軟性を高める一方で、偶発的なコミュニケーションの機会を大きく減少させました。

たとえば、
・オフィスでのすれ違いざまの会話
・昼食や休憩中の雑談
・退勤時のちょっとした相談
といった「雑談の中にある気づき」や「相手の人となりを知る機会」が失われています。

オンライン会議では議題中心のやりとりに終始しやすく、心の距離が縮まりにくいという声も多く聞かれます。

②部署間の垣根と心理的ハードル

特に中規模以上の企業では、業務の専門化・分業化が進んだ結果、部署間の交流が減り、連携が取りづらくなる傾向があります。

例えば営業部と開発部、経理部と広報部など、業務上の接点が少ないチーム同士では、
・相手が「何をしている部署なのか」よくわからない
・相談の仕方やタイミングがわからず声をかけづらい
・上下関係や職歴の違いで遠慮が生まれる
といった「目に見えない壁」がコミュニケーションを阻みます。

これが日々の業務にも支障をきたし、情報共有の遅れやトラブルにつながることも。

③忙しさや雰囲気から「話しかけにくい」空気が生まれる

「人間関係よりも効率・成果を優先」「雑談は不要」という組織文化がある職場では、声をかけること自体が悪いことのように感じられるケースもあります。

また、忙しい日常業務の中で「ちょっとした一言」をかける余裕がなく、結果として、
・周囲の様子に無関心になる
・チームの空気が殺伐としていく
・ミスやトラブルの予兆に気づけない
といった悪循環を引き起こします。

④新入社員・中途社員の孤立

入社後すぐに現場へ配属されるケースも多く、オンボーディング(定着支援)が十分でない職場では、新人が既存メンバーと打ち解ける前に業務に追われ、孤立感を抱えがちです。

声をかけてもらう機会も少なく、
・何を質問していいかもわからない
・自分だけが輪に入れていないと感じる
・成長意欲やエンゲージメントが低下する
といった不安が積み重なり、早期離職につながるリスクもあるでしょう。

 

コミュニケーション不足がもたらす職場への悪影響

社内コミュニケーションが不足すると、単に「話しにくくなる」だけでなく、業務や組織全体にさまざまな悪影響を及ぼします。
ここでは、よく見られる5つの弊害を具体的に紹介します。

①業務連携・報連相の質が低下する

コミュニケーションが薄くなると、自然と報告・連絡・相談の量と質も低下します。

その結果、
・情報共有の遅れによるミス
・連携不足による重複作業や手戻り
・小さな問題の放置によるトラブル拡大
といった事態が起こりやすくなります。

また、「誰に相談すればよいかわからない」「聞くタイミングがつかめない」といった心理的障壁も生まれ、仕事の進行が滞りやすくなります。

②チームワークが崩れ、孤立や分断が進む

コミュニケーションがない職場では、協力し合う文化や一体感が育ちません
「自分の仕事さえやっていればいい」という個人主義的な空気が強まると、互いに助け合ったり、補い合ったりすることが難しくなります。

・チーム内で不満や誤解が溜まりやすくなる
・特定の人に仕事が偏りやすくなる
・成果よりも「自分の評価」ばかりが優先される
といった「分断された組織」になってしまうリスクも高まるでしょう。

③エンゲージメントとモチベーションが下がる

仲間とのつながりを感じられない職場では、社員のモチベーションや会社への愛着も低下します。

特に、
・頑張っても誰にも気づかれない
・自分の存在が職場に影響していないように感じる
・「感謝」や「ねぎらい」がない
といった状況が続くと、社員のエンゲージメントは徐々に失われ、「何のために働いているのかわからない」といった状態に陥る恐れがあるでしょう。

④離職率の上昇・人材の定着率低下

コミュニケーションが不足した職場は、働く環境として魅力に欠けるため、特に若手や中途社員にとっては早期離職の大きな要因となります。

エンゲージメントの低下や孤立感に加えて、
・キャリアの相談ができない
・自分の成長が見えない
・周囲に頼れる人がいない
といった状況があると、より良い環境を求めて転職を考える人が増えやすくなるでしょう。

⑤組織全体の活性化が妨げられる

最後に、コミュニケーションの不足は「組織としての成長」そのものを鈍らせてしまいます

・意見交換や提案が少なくなり、現状維持が続く
・縦割りの壁が崩れず、新しい連携やアイデアが生まれにくい
・管理職が現場の本音や課題に気づけない
といった状態では、イノベーションも生まれにくくなり、時代に適応できない「硬直した組織」になるリスクが高まるでしょう。

 

改善に向けた取り組みとしての社内イベント

社内コミュニケーションの不足がもたらすリスクを回避し、風通しのよい職場づくりを実現するためには、業務外での接点や対話の場を意図的に設けることが有効です。

その代表的な手段が、社内イベントの開催
社内イベントの開催が有効な理由には、主に以下の3つがあります。

①立場や部署を超えた関係性が築ける

社内イベントでは、通常業務では接点のないメンバー同士が自然と会話するきっかけが生まれます。
上司・部下の壁、部署の垣根を越えたフラットな関係性が生まれることで、日常の業務にも好循環をもたらすでしょう。

②リラックスした雰囲気で「本音」が出やすくなる

飲み会やランチ会、ゲームイベントなど、仕事から少し離れた場であれば、普段は話しづらいような相談や要望も打ち明けやすくなります。
特に若手社員にとっては、上司との距離を縮める絶好のチャンスです。

③一体感・チームワークの醸成

共通の目的に向かって取り組むゲームやアクティビティを通じて、仲間意識やチームとしての達成感を体感することができます。
これにより、普段の業務にも「この人とならまた協力できる」と思えるようになるでしょう。

 

コミュニケーション活性化に効果的なイベント例

コミュニケーション不足の改善に特におすすめしたいのは、参加者全員が「体験」を共有できる参加型のイベントです。
以下に、職場での会話や関係構築を自然に促進するイベント例をご紹介します。

1. 協力型バラエティクイズ懇親会「ミンナDEアンサー」

幹事の負担:
←少ない ★☆☆☆☆ 多い→

オリジナリティ度:
←低い ★★★★★ 高い→

盛り上がり度:
←低い ★★★★★ 高い→

株式会社ハレガケが提供する「ミンナDEアンサー」は、ゲームを通じてコミュニケーションを促進するのにぴったりのゲーム

企業向けにオリジナルクイズを制作し、チーム対抗で挑戦するバラエティ番組風の懇親会コンテンツで、笑いや協力を通じて職場の一体感を生み出します。
先輩社員や同期と協力することで緊張がほぐれ、自然と距離が縮まるでしょう。

MCや進行もプロに任せられるので、幹事の負担も少なく特別感のあるイベントが実現します。
会社に関するクイズを取り入れれば、会社について楽しく学べる機会にもなりますよ。

 

2. リアル謎解き社内イベント「waku-work Company!」

幹事の負担:
←少ない ★☆☆☆☆ 多い→

オリジナリティ度:
←低い ★★★★☆ 高い→

盛り上がり度:
←低い ★★★★★ 高い→

「waku-work Company!」は、チームで協力して謎解きに挑戦しながら、自然なコミュニケーションを促進する体験型ゲーム
制限時間内にさまざまな「ワーク(謎解き)」に挑み、獲得した得点を競い合うシンプルなルールながら、職場に必要な協調性やチームワークを自然に高めることができます

会場や飲食の手配、当日の運営やMCの進行まで対応可能なので、幹事が準備に追われることなく、参加者と一緒にゲームを楽しめる点も大きな魅力です。
出題量はイベントの目的やスケジュールに応じて調整できるため、時間に制限がある場合でも柔軟に対応できますよ。

 

3. リモート謎解きゲーム「とある資産家からの招待状 ~怪盗の謀略~」

幹事の負担:
←少ない ★☆☆☆☆ 多い→

オリジナリティ度:
←低い ★★★★☆ 高い→

盛り上がり度:
←低い ★★★★★ 高い→

リモート業務が多い会社や全国各地に支店がある会社など、1か所の同じリアル会場に集まることが難しい場合におすすめのオンライン謎解きゲーム。

「オンラインで開催される“とある報酬付きの怪しげなイベント”に招待された参加者たちが、謎を解きながら怪盗よりも先に宝をGETすることを目指す」ゲームです。

うまくコミュニケーションを取りながら、チーム内で持っている情報を合わせると、謎を解くための手がかりが分かる仕組み。
より的確にコミュニケーションをとって連携できたチームが早くクリアできる内容となっています。

 

イベント活用のポイント

①目的を明確にする

「交流」「感謝」「一体感」など、イベントの主目的を明確にしておくと、進行や内容もブレません。

②参加しやすい雰囲気を作る

強制感をなくし、誰もが気軽に楽しめる設計にすることで、積極的な参加が期待できます。

③準備と進行を抱えすぎない

幹事や進行がすべてを抱えるのではなく、外部サービスに運営を委託することで、質の高いイベントが実現できます。

 

まとめ:まずは一歩、場をつくることから

職場のコミュニケーションは、一度「話さなくていい関係」ができてしまうと、それを変えるのは簡単ではありません。
だからこそ、「自然と話せる場」をつくることが重要です。

 

株式会社ハレガケでは、コミュニケーション活性化に特化した多彩な社内イベントコンテンツを提供しています。
企画の立案から当日の運営までサポート可能ですので、「そろそろ動き出したい」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。