2026.01.09
ノウハウ

満足度90%超えは当たり前?「謎解き観光」が驚異的な満足度を叩き出す理由とは

目次

はじめに|“謎解き観光”では満足度90%超えは珍しくない

イベントの企画書を作るとき、KPI(目標数値)として設定する「来場者満足度」。
参加者の好みや属性がバラバラな中で、多くの人から「満足した」という回答を得るのは、決して簡単なことではありません。
IPを使用していないオリジナルのイベントだと、特に難しいケースも多いのではないでしょうか。

しかし、私たちが手がける「謎解き観光」では、満足度90%超えは決して珍しい数字ではありません。
実際にハレガケが手がけた事例では、「参加者満足度95%以上」「次回も参加したい率96%超」といった驚異的な数値が参加者アンケートから得られています。

なぜ、これほどまでに参加者の心が満たされるのか。
今回は、実際の事例と数字を交えながら、その「高評価の裏側」にある秘密を紐解いていきます。

 

そもそも「謎解き観光」とは?街全体が“物語の舞台”になる体験イベント

謎解き冊子を持ちながらハイタッチをする女性たち

私たちが提唱している「謎解き観光」とは、一言でいえば「謎解きで遊びながら観光すること」です。
謎解き業界の用語では「周遊型謎解き」とも呼ばれますが、広い意味では「リアル謎解きゲーム」などの体験型イベントの一種に含まれます。

参加者は「謎解きキット(冊子)」を手に持ち、その中に書かれている物語や指示に沿って、実際の街や施設を歩き回ります
指定された場所に到着すると、そこには銅像や看板、建物の装飾といった「現地のもの」があり、それを手がかりにして謎を解くと物語が進行し、次の行動や目的が明らかになる……という流れです。

最大の特徴は、「いつもの風景が、冒険のフィールドに変わる」こと。
普段なら素通りしてしまうような路地裏や、何気ないモニュメントが、謎解きというフィルターを通すことで「重要なチェックポイント」に早変わりします。
参加者は物語の主人公となり、自分の足と頭を使って、その場所にある“秘密”を解き明かしていくのです。

謎解きのイメージ 謎解き冊子の例
 

余談ですが、私は仕事柄(そして一人の謎解きファンとして)、街を歩くときの視点が普通の人とは少し違っているかもしれません。
「あ、この看板の文字、欠けていて面白いな」とか「このお店のメニュー、暗号に使えそうだな」なんてことばかり考えてしまいます(笑)。
でも、この「普段は見ないところを、あえて見る」という行為こそが、謎解き観光の醍醐味なのだと思います。
見慣れた景色が“いつもと違って見える”新鮮さや、新たな良さに気づく瞬間がいちばんの特徴であり、面白いポイントなのだと思います。

 

「見せられる」から「自ら発見する」体験へ

一般的な観光やイベントは、用意されたものを「見る・聞く」という受動的(パッシブ)な体験になりがちです。
一方で、謎解き観光は「自ら考えて、移動して、発見する」という能動的(アクティブ)な体験です。
この「やらされているのではなく、自分で見つけた」という感覚こそが、満足度の正体です。

ここで、実際のイベント事例を見てみましょう。

千代田のさくらまつり×リアル謎解きゲーム(2025年/千代田区)

千代田のさくらまつり×リアル謎解きゲームのメインビジュアル

例えば、2025年に東京都千代田区で開催された「千代田のさくらまつり×謎解き」の事例。
お花見イベントといえば、普段は桜並木を見たり、飲食を楽しんだりすることが主流です。
もちろんそれも楽しいのですが、毎年同じようなイベントになってしまう、人気の場所の混雑の緩和が難しいなどの問題も。

このイベントでは、参加者は会場近くの古書店街・神保町や、趣のあるエリアへと足を運びました。
お花見や飲食を楽しみつつも、桜にちなんだ物語に沿って「謎を解く」という目的を持たせることで、新たな楽しみ方を提供しつつ、さまざまな場所に誘導することで混雑緩和も実現できました。

そして何より、「こんな素敵なお店があったんだ!」「ついでに来ただけだったけど、今度また来てみたいな」「雰囲気が落ち着いていて居心地がよかった」など、自分の目で街の魅力を発見したコメントも数多く、その結果、アンケートでは96.3%が「次回も参加したい」と回答しました。

謎解きを通して得られる「アハ体験(ひらめき)」と「発見の喜び」は、ただ景色を眺めるだけの観光よりも、何倍も強く記憶に刻まれたのです。

 

筆者もとある謎解きイベントに参加した際、謎を解くために商店街のポップや史跡の説明板など、やはり普段はそこまでじっくり見ない場所やエリアに行ったのですが、普段は行かない場所・見ないものに目を向けるので、新たな気づきや発見があったり、思わぬ出会い(好みのお店など)があったりするのですよね。

「誰かに教えてもらった名所」よりも「自分で見つけた好きな場所」の方が、何倍も記憶に残るし、また行ってみたいなという愛着にも繋がっているなと感じました。

 

「難しいテーマ」こそ、謎解きの出番!

「歴史」や「文化財」といった一見すると堅苦しいテーマも、謎解き観光にするとエンタメと学びのバランスがちょうどよく、「楽しみながら観光も学びも得られた」という高評価を得られやすい傾向にあります。

大阪城×歴史リアル謎解きゲーム(2025年/大阪城周辺)

大阪城×歴史リアル謎解きゲームのメインビジュアル

例えば、2025年に大阪城周辺で開催された歴史リアル謎解きゲームの事例。
ゲームに沿って、楽しく歴史を学びながら観光できる体験型イベントとして企画しました。
普段はお城を見上げて楽しむことが多いお城観光ですが、今回は「石垣」をテーマに、足元に注目し、新たな発見や楽しみ方を提供しました。

ゲームでは、物語に沿って大阪城公園や西の丸庭園などを巡りながら、実際に点在する石垣を見て、石垣に隠された歴史や石に刻まれた刻印の意味が鍵になるような謎解きに挑戦していきました。
さらに、物語の監修を歴史エンターテイメントマガジン「歴史人」編集部が担当しているため、史実に基づいた本格的な内容になっており、観光の方から歴史ファンの方まで幅広い層の方に楽しんでいただけました。

参加者からは、「くまなくお城をまわることができて楽しかったし、地下に眠る豊臣の石垣は知らなかったので驚いた」「障子堀や算木積みなど、初めて知ることも多く勉強になりました!」「何度か訪れているが、外堀の周りまでまわった事がなかったので、新鮮で面白かった」などの声があがりました。

これらの感想から、知らなかったことを知る喜びは、大人も子どもも共通なのだと感じました。
謎解き観光は、その知的好奇心を刺激する最高のツールになりえると考えています。

 

ハレガケができること|「ただのイベント」を「一生の思い出」に

「謎解き観光」がこれほど高い満足度を維持し続ける理由。それは、イベントのクオリティもさることながら、参加者を「お客様(観客)」から「主人公」へと変える力があるからです。

ただ景色を眺めるだけの観光は、すぐに記憶から薄れてしまいます。
しかし、自らの足で歩き、頭を悩ませ、仲間と協力して掴み取った「正解」は、達成感とともに「一生の思い出」として刻まれます。

「楽しかった」で終わらせず、「感動した」と言わせたい。
「また来たい」と思わせる、確かな動機を作りたい。
そうお考えの担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ご担当の地域や施設に眠る魅力を、私たちと一緒に「冒険の舞台」に変えてみませんか?