はじめに|「有名な観光地がない」という悩み
「集客イベントをやりたいけれど、ウチの自治体には有名な観光地がないから……」
「特産品も地味だし、わざわざ遠くから来てもらうほどの『引き』がないんです」
地方の自治体の方や、観光協会の方とお話ししていると、そうおっしゃる担当者様が本当に多いのです。
ランドマークになるようなお城もなければ、最新のテーマパークもない。
あるのは静かな商店街と、いくつかの史跡くらい。
だから「人を呼ぶのは難しい」と考えて、諦めモードになってしまっているケースも……。
でも、私たちからすると、それは大きな誤解である場合がほとんどです。
むしろ、そういった「何もない(と思われている)場所」こそ、「謎解き観光」との相性が抜群に良いのです。

筆者も、ふと自分の地元を思い返してみると、特に観光名所もなければ、歴史的な出来事が起こった場所でもない、名産品もそこまでないし、人に説明する時になんとアピールできるだろうか……と考えてしまいました。
ですが、隣の市や少し足を伸ばした場所になると、「ここはこんなところが良いよな」、歩いてみると「こんなところがあったんだ、素敵だな」と思うこともしばしば。
地元の人にとっては当たり前すぎて、見えなくなっているものも、客観的に見たら魅力に映ることも多いんだろうなあと感じました。
視点を変えれば、すべての風景が「伏線」になる
なぜ、地元の方は「何もない」と感じてしまうのか。
それは、京都の清水寺や、東京スカイツリーのような「わかりやすいハード(施設・建物)」と比較してしまっているからです。
もちろん、それらの建造物も迫力や魅力があり素晴らしいですが、私たちはいつもの街中や風景、商店街の掲示板やお店の看板、少し足を伸ばした先にある隠れ家的なカフェなど、その場所ならではの魅力や面白みがどの場所にも必ずあると思っていますし、700件以上のイベントを企画制作する中で発掘してきました。

私たちが提案する「謎解き観光」とは、「謎解きで遊びながら、自然にその場所や施設の魅力を体感できる観光スタイル」のことであり、重要なのは、派手な建物ではありません。
その街や施設に眠っている「ストーリー(歴史や伝承、文化など)」と「違和感(謎の種)」です。
・道端にある石碑 ➡ 文字が欠けていて読めないことが、ミステリーの導入になる。
・寂れた路地裏 ➡ 「秘密の取引が行われた場所」というストーリーを乗せれば、ワクワクする空間に変わる。
・地元の人しか知らない伝承 ➡ 教科書に載るような歴史じゃなくていい。「河童が出たらしい」という噂話こそが、最高のエンタメになる。
このように、視点(切り口)を変えるだけで、見慣れた風景は一気に「訪れたくなるワクワクする場所」「地元をベースにしたエンタメイベント」に変わっていくのです。
新しい建物は不要!「今あるもの」が最強の武器
多くの自治体が「観光客を呼ぶために新しい施設や名所を作らなきゃ」と考えがちですが、それには莫大な予算と維持費がかかります。
一方で、「謎解き観光」に必要なのは、「今ある資産の見せ方を工夫すること」です。
設備投資(ハード)にお金をかけるのではなく、「ソフト(体験や物語)」にお金をかけていくのです。
そうすることで、費用やリスクを抑えながら、地域の魅力を最大限に伝えることができます。
例えば:地域のならではで考えてみよう!
・商店街のシャッター
シャッターに描かれた絵や模様が謎を解くヒントに。
普段は見逃してしまうような場所も、こんな絵が描かれていたんだという楽しい発見にもなります。
・複雑な地形や坂道
登り坂や、歩くのが大変な場所も、「かつて敵の侵入を防ぐために作られた迷宮」という設定に変換し、物語に没入感を足すエッセンスになります。

ちなみに、私たちの制作チームがロケハンに行くと、本当に「そんなところを撮るの!?」というようなところばかり写真を撮るんです(笑)。マンホールの柄とか、商店街の酒屋の看板とか、神社の脇にある説明板とか狛犬の表情とか……。
地元の方からすると「そんなものを撮ってどうするの?」と思われるかもしれないのですが、後日それが謎解きの重要な手がかりになって上がってくるのです。
完成したイベントを見た担当者様たちが、「うちの町にこんな面白いものがあったなんて、初めて知りました」と言ってくださる時が、本当に嬉しい瞬間だなと感じます。
住民も気づいていない“地域への愛着”の醸成

「謎解き観光」の効果は、観光客を呼ぶことだけではありません。
実は、地元の方(住民)にこそ、地域の良さを再発見してもらえるという大きなメリットもあります。
イベントに参加した地元の方が「毎日通っていた道にこんな歴史があったんだ」 「こんなところにこんなお店があったんだ」「ウチの地元、意外と面白いじゃん」 と感じることで、地域への愛着が育まれます。
地域外の人を呼び込むと同時に、地元の人の熱量も上げる。
これが、一過性のイベントで終わらせず、持続可能な地域活性化につなげるための重要なポイントです。
ハレガケができること|地域の埋もれた資産を「エンタメ」に昇華する
「謎解き観光」の面白いところは、同じ「春」というテーマでも、ターゲットに合わせて体験の質(シナリオや難易度、仕掛け)をガラリと変えられる点です。
株式会社ハレガケは、謎解きイベントを中心とした体験型プロモーションを専門に、自治体・商業施設・観光地・地域の商店街など、全国各地の様々な場所でイベントを企画・制作してきました。
私たちは、参加者心理を起点に、その場所の魅力を掛け合わせた「そこに行くからこそ意味がある体験」の設計を得意としています。

回遊を促す動線設計+物語構造
・その場所や街並みに合わせて、無理なく周遊できるルートを設計
・“次の目的地に行きたくなる”ようなストーリー性や展開、演出を組み込むことで、歩く体験を楽しみに変える仕掛け
商店街や街中などの“リアルな景色”を謎に活用
・店舗看板・掲示物・装飾など、その場にある要素を「謎のヒント」として活用
・ゲームのための特別なセットがなくても、“現地の魅力”そのものを使って設計可能
親子・観光客・カップルなど幅広い層に対応した企画提案
・LINEや紙キットの併用、キャラクターやキャスト導入など、対象層に合わせた柔軟な構成設計
・施設利用・飲食・観光消費と連動した回遊施策の実績多数
「ウチの地元には何もないから……」
そう諦める前に、ぜひ一度、その“何もない風景”を私たちに見せてください。
第三者の視点で見れば、そこは「お宝の山」かもしれません。
地域の魅力を「謎解き観光」というエンタメに変換し、人が集まる場所に変えるお手伝いをさせていただきます。















