2024.10.18
周年イベント

【2024年10月最新】周年イベント成功のポイントとは?実際の事例をもとに解説!

目次

はじめに

企業の創立や店舗の開業、市政や地域にまつわる歴史から何周年など、さまざまな場面で周年をお祝いする機会があります。

そこで開催される周年を記念したイベントでは、企業や地域の盛り上げやさらなる活性化に繋げることはもちろん、興味を持ち参加してくれた方への満足度の高さも大切にしたいですよね。

今回の記事では、そんな周年イベントを成功させるためのポイントを、実際に開催した周年イベントの事例を用いて紹介していきます!
「周年イベントの幹事を任されたけど何からすればいいかわからない」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください!

 

「イベントが成功した」とは、どんな状態?

そもそも、周年イベント成功の定義とはなんでしょうか?

①参加者の満足度が高い
参加してくれた方の満足度が高い状態であると、イベントが成功したといえるでしょう。
参加者の満足度を計測するのは難しいですが、「参加者が好意的な感想を伝えてくれている」「SNSでの評判がいい」というところで測ることができるでしょう。
可能であれば、簡単なアンケートに回答してもらうと良いでしょう。

②ブランドイメージが向上している
イベントを開催した結果、企業やブランドイメージが上昇していると、イベントが成功したといえるでしょう。
こちらも計測は難しいですが、イベント後のアンケートや、参加者・顧客の反応やSNSでの投稿などから計測することができます。

③イベント後も持続的な影響がある
イベント開催後の短期的な影響だけでなく、持続的・長期的な影響にも目を向けてみましょう。
イベントを開催したことによって、「新しい顧客やパートナーが獲得できた」「既存の顧客からポジティブな連絡をもらった」「地域や社会での認知度が上がった」「口コミが増えた」などの影響があると、成功したといえるでしょう。
期間を決めて、一定期間結果を追っていくことが大切です。
周年イベントが単なるお祝い事にとどまらず、今後の発展につながるものになると良いですね。

④はじめに設定した目的を達成している
上記以外で、イベント開催の目的や目標が別途ある場合は、それを達成することでイベントが成功したといえるでしょう。
その上で上記の項目も満たしていると、企業や地域にとって、よりプラスの効果が見込めるかもしれません。
現状や未来の発展に向けて達成したいことを加味して、具体的な目的が立てられると良いですね。

 

周年イベント成功のポイント

さて、ここからは周年イベントを成功させるためのポイントを見ていきましょう。

①目的の明確化
まず、周年イベントを企画する際に最も大切なことは「そもそも何のために周年イベントをおこなうのか」「何を達成するためのイベントなのか」を、明確にすることです。

イベントの目的を明確にし、しっかりと意識した状態で進めていくことで一貫性が生まれるので、イベントの方向性や企画を考える時、何かを決断しなくてはならない時に、適切な判断がおこなえるようになります。
一貫性がありブレないことは、目的達成のためには重要な要素になります。

また、イベント後に目標が達成されたかどうかを判断する基準も定めておくと、より良いでしょう。
周年イベント開催の目的の例としては以下のものがあります。
・顧客やパートナーに感謝の意を伝える
・地域や顧客との関係を強化する
・売上や支持層の拡大を行う
・社員同士の懇親
・社員の帰属意識をより強くする

上記の目標を参考に、ご自身の会社が置かれている状況や目指す未来等を加味しながら、より良い目的設定をおこなっていきましょう。

②ターゲットの明確化
目的が定まったら、次は「誰に向けておこなうイベントなのか(=ターゲット)」を明確にしていきます。
目的とターゲットが固まると、イベントの方向性や企画を考える時、何かを決断しなくてはならない時に、より適切に判断できるようになります。
目的に沿いつつも、ターゲットとなる参加者が「実際に楽しめること」「興味関心のある企画内容にすること」が大切ですし、そうすることで、参加者の満足度も上がっていきます。

商品や会社自体の認知拡大が目的であれば、その商品や企業がターゲットとしている層、地域や市区町村と地域住民との関係を深めることが目的であれば、近隣住民(幼稚園児がいる親子、30代の夫婦、など)、社内のエンゲージメントやモチベーションをあげることが目的であれば、その企業に勤める全社員など。
また、ターゲットは具体的で細かく理解できていると、企画が考えやすくなったり、ターゲットとのミスマッチを防ぐことができるので、年代や性別、趣味嗜好や休日の過ごし方、普段の情報収集方法など、あらゆる角度から考えてみることが大切です。

③参加型の企画を取り入れる
参加者に伝えたいメッセージや、持ってほしいイメージ、知ってほしい事柄がある場合には、参加型の企画やイベントがおすすめです。
参加型の企画は、参加者に前向きに取り組んでもらいやすいという側面があり、企画内での体験を通して、知ってほしいことを自然に理解してもらえたり、伝えたいメッセージを感じ取ってもらえたりと、周年イベントの場では特に活躍するイベント形式なのです。

また、参加型のイベントでは、活発で楽しい雰囲気が出るので、参加していない人や周囲から見てもポジティブな印象を持ってもらいやすくなります。
「ただ聞くだけ」ではなく、自分自身で参加・体験することで、より深い学びや理解につながっていく参加型の企画の中でも、ストーリーや仕掛けに内容を盛り込みやすい「謎解きゲーム」が特におすすめです。

 

実際に開催された周年イベントの事例を紹介!
東急百貨店吉祥寺店50周年記念×リアル謎解きゲーム(初級編/上級編)

それでは、ここからは実際に開催された周年イベントの事例を紹介していきます!

東急百貨店吉祥寺店開店50周年記念×リアル謎解きゲーム
初級編「くままとなっくのドタバタアニバーサリーパーティー」
上級編「50年の刻を巡るタイムトラベル」

 

このイベントは、東急百貨店吉祥寺店の50周年を記念しておこなわれた「リアル謎解きゲーム」を用いた参加者体験型のイベントです。
東急百貨店吉祥寺店様からのご依頼を受け、弊社にて企画制作をおこないました。

開店50周年をきっかけに東急百貨店吉祥寺店の歴史や魅力を知ってもらうこと、専門知識を持ったスタッフがお客様の買い物をサポートする東急百貨店独自のサービス「スペシャリストサービス」をより多くの方に知ってもらうきっかけ作りを目的に企画がスタートしました。

そして、ターゲットは
・いつも東急百貨店吉祥寺店をご愛顧いただいている継続顧客のお客様
・百貨店に馴染みのない若年層や来店したことのない謎解きファン
(このイベントをきっかけに足を運んでいただく新規顧客のお客様)
という2つの属性に分かれていました。

それぞれのお客様にしっかりと楽しんでいただきつつ、その中で伝えたいメッセージ性や知ってほしいことが伝わるように、ターゲット属性に合わせた謎解きゲームを2種類(初級編/上級編)制作しました。

初級編では、普段からご愛顧いただいているファミリー層を主なターゲットとし、お買い物のついでにお子様と一緒に楽しめるよう制作しました。
メインビジュアルや謎解きキットは、ポップで親しみやすい見た目で、お子様がワクワクするような可愛らしいストーリーに沿って、店内を周りながら謎を解いていく内容でした。
シナリオや謎解きの探索をおこなっていく中で、自然に「スペシャリストサービス」を体験できる仕掛けを用意し、ゲームを楽しみながら知ってもらえるように工夫しました。

上級編では、百貨店に馴染みのない若年層や来店したことのない謎解きファンを主なターゲットとし、時間をかけてじっくりと店内を探索しながら楽しめる謎解きゲームを制作しました。
メインビジュアルや謎解きキットは、ミステリアスな見た目で、SFのストーリーに沿って手応えのある謎解きの数々に挑戦していく内容でした。
館内全体を巡る動線にしたり、時間をかけて楽しむ内容にしたりしたことで、初めて訪れる方でもお気に入りの店や場所を見つけらるように工夫しました。

 

参加者からの感想

<初級編>
・普段通り過ぎているところを見られたり、新しい発見があったりして面白かった。
・あまり行かないフロアにも立ち寄れて、いろんなお店を知ることができてよかった。
・雨が降っていたが、百貨店の中をショッピングしながら謎解きもできてよかった。
・屋上に子どもの遊び場があるのを初めて知った!今度子どもを連れてきたいと思った。

<上級編>
・初めて来たが、素敵なお店がたくさんあり、また今度ゆっくり来たいと思った。
・とても面白かった。東急百貨店の魅力を知ることができて楽しめた。次回作も期待しています!
・百貨店は年齢層が高い人が利用するイメージだったが、若い人向けの店舗も入っているんだなと思った。
・色々なお店があって楽しかった!このあと買い物をして帰ろうと思います。

 

企画ご担当者様からのコメント

担当者の方からは、
「50周年という大きな節目を迎えながらも、まだまだ当店自体の認知度が足りていないと日々感じていました。
そんな中、当店独自のマスコットキャラクターを絡めたPOPな内容と、百貨店ならではのサービスを絡めた高難易度の内容をご提案いただき、開催目的であった周知拡大が達成でき、店としても非常に満足できる結果だと感じました。」
とご評価いただきました。

 

おわりに

今回は、周年イベントを成功させるためのポイントと、実際に開催した事例をご紹介しました。
まずは、イベントの目的とターゲットを明確にすることを意識して企画を考えていくことが、周年イベント成功への第一歩です。
今回の記事が、周年イベントの企画を任せられたご担当者様の参考になっていましたら幸いです。
なお、周年イベントでお困りの方には、こちらの記事もおすすめです。

 

 

ハレガケができること

株式会社ハレガケでは、これまでに培った謎解き制作実績を基に、各企業や自治体に合わせたオリジナルの謎解きイベントやクイズイベントを制作・プロデュースすることが可能です。
ターゲットが定まっていなくても、目的が何となく決まっていれば、一緒に組み立てていくことも可能です。 開催時期やご予算等に応じてご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談くださいね。