謎解き事例紹介

東急百貨店吉祥寺店の開店50周年を記念したリアル謎解きゲーム! 難易度と雰囲気が異なる2種類の謎解きを用意し、子どもから大人まで楽しめるよう工夫しました。

主催

東急百貨店吉祥寺店

開催場所

東急百貨店吉祥寺店(〒180-8519 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-3-1)

開催期間

2024年3月14日(木)〜27日(水)

プレスリリース

https://newscast.jp/news/5213067

東急百貨店吉祥寺店の開店50周年を記念したリアル謎解きゲーム! 難易度と雰囲気が異なる2種類の謎解きを用意し、子どもから大人まで楽しめるよう工夫しました。

このページでは、東急百貨店吉祥寺店主催のもと2024年3月14日(木)〜3月27日(水)にかけて開催した「東急百貨店吉祥寺店開店50周年記念×リアル謎解きゲーム」の制作事例をご紹介します。

 

■この記事でわかること
・制作者が解説する、今回の謎解きイベントの企画の特徴や狙い
・百貨店の周年イベントとして、周遊型の「謎解きゲーム」を活用するメリット
・企画ご担当者様や、実際にイベントに参加したお客様の声

 

■イベント開催の経緯と目的
開店50周年をきっかけに東急百貨店吉祥寺店の歴史や魅力を知ってもらうこと、専門知識をもったスタッフがお客様の買い物をサポートする東急百貨店独自のサービス「スペシャリストサービス」をより多くの方に知ってもらうきっかけ作りにすることを目的に、イベントを開催したいとハレガケにお問い合わせいただきました。

 

■ファミリーで楽しめる初級編とやりごたえのある上級編!館内全体を使った無料の謎解きイベント
謎とストーリーが書かれた謎解きキットを持って、謎解きの手がかりを探しながら、東急百貨店吉祥寺店の店内を巡る周遊型の謎解きゲームでした。
今回のイベントでは、普段からご愛顧いただいている継続顧客のお客様と、このイベントをきっかけに足を運んでいただいく新規顧客のお客様にターゲットが分かれていたため、それぞれのターゲット属性に合わせた謎解きゲームを2種類(初級編/上級編)制作しました。
また、気軽に参加できるよう参加費は無料で開催しました。


▲初級編(左)と上級編(右)それぞれのメインビジュアル

 

<初級編のターゲット層とイベント内容>
初級編は、普段からご愛顧いただいているファミリー層を主なターゲットとし、お買い物のついでにお子様と一緒に楽しめるよう制作しました。
メインビジュアルや謎解きキットは、ポップで親しみやすい見た目で「吉祥寺店のアンバサダー『くまま』と『なっく』と一緒に50周年のお祝いパーティを開催する」という可愛らしいストーリーに沿って、店内を周りながら謎を解いていく内容でした。
ゲームの中にはお子様が喜ぶような楽しい仕掛けが盛り込まれているほか、「スペシャリストサービス」を体験できる仕掛けを用意していました。

 

<上級編のターゲット層とイベント内容>
上級編では、百貨店に馴染みのない若年層や来店したことのない謎解きファンを主なターゲットとし、時間をかけてじっくりと楽しめる謎解きゲームを制作しました。
メインビジュアルや謎解きキットはミステリアスな見た目で、「50年前の吉祥寺にタイムスリップし、好奇心と頭脳を頼りに謎を解き現代へと帰っていく」というストーリーに沿って、手応えのある謎解きの数々に挑戦していく内容でした。
初めて訪れる方でもお気に入りの店や場所を見つけられるよう、店内全体を巡る導線にしました。

 

<イベント中の参加者の動き>
①東急百貨店吉祥寺店の1Fインフォメーションにて、謎解きキットを受け取り、ゲームを スタートします。
②キットに記載された二次元コードをスマートフォンで読み取り、解答用の専用ゲームページを開きます。
キットにある情報と店内で見つけた手がかりを合わせて謎を解き、ゲームページで解答します。
③最後の謎を解くとWeb上でエピローグを見ることができ、ゲームクリアです。

※それぞれの想定プレイ時間は、初級編は1時間未満、上級編は2時間程度でした

 

謎解きキットには店内で使用できるクーポン付き
食事や買い物を楽しみながら参加してもらいたいという思いから、初級編・上級編のどちらの謎解きキットにも、東急百貨店吉祥寺店の店内で使用できるクーポンを付けました。
無料で参加ができクーポンも付いてくる、参加者には嬉しい特典となりました。


▲初級編(左)と上級編(右)それぞれのクーポンページ

 

■開店50周年を迎えた吉祥寺店の歴史や魅力、「スペシャリストサービス」を知ってもらうためにおこなった“5つ”のポイント
東急百貨店吉祥寺店の歴史や魅力、専門知識をもったスタッフがお客様の買い物をサポートする「スペシャリストサービス」について、より多くの方に知ってもらうことを実現するためにどのような内容にしたのか、その特徴や狙いについて制作担当者が詳しくご紹介します。

 

①ターゲットに合わせた2種類の謎解きゲームを制作
➡︎東急吉祥寺百貨店を普段から利用しているファミリー層と、初めて利用する若者や謎解き層と、初級編・上級編のターゲットの属性が明確に分かれていました。
それぞれのターゲットが楽しめるように、シナリオやデザイン、難易度やボリュームを設計しました。
初級編では、親子が一緒に楽しめる内容であるのを重視し、お買い物のついでにふらっと遊べる時間設計で制作しました。
上級編は、謎解きゲームを楽しみに来店したお客様がメインとなるので、しっかりと時間をかけて楽しめる、ボリュームたっぷりのやりごたえのある謎解きゲームを制作しました。

<ポイント>
幅広い層が楽しめるような1つのゲームではなく、それぞれのターゲットに合わせたゲームを制作することにより、ターゲットごとの満足度向上を狙いながら、継続顧客のお客様と新規顧客のお客様のどちらにもアプローチできました。

 

▲初級編の謎解きキットイメージ

▲上級編の謎解きキットイメージ

 

②ゲームを通して「スペシャリストサービス」を知ることができる仕組み作り
➡︎初級編では「スペシャリストサービス」を知ることができるよう設計しました。
東急百貨店吉祥寺店の開店50周年を祝う「アニバーサリーパーティー」を開催するために必要なアイテムを探すため、店内にいる「スペシャリスト」からアドバイスを聞く展開にしました。
スイーツスペシャリストやファッションスペシャリストなど、様々な「スペシャリスト」が描かれたパネルを施設内から探し、アドバイスとなる謎を解くと必要なアイテムが判明します。
ゲームを通して「スペシャリスト」の存在や、様々なジャンルの「スペシャリスト」がいると体感してもらえるようにしました。

<ポイント>
ファミリー向けなのでコラム等の文字説明ではなく、「スペシャリストからアドバイスを聞く」体験を謎のギミックの一部として取り入れ、自然に理解しやすいようにしました。

 


▲店内に設置された「スペシャリスト」パネル

 

③「東急百貨店吉祥寺店開店50周年」を知ることができる仕組み作り
➡︎上級編では、東急百貨店吉祥寺店が開店50周年であると知ることができるように設計しました。
ストーリー展開は、東急百貨店吉祥寺店が開店した50年前の1974年6月20日にタイムスリップし、昭和時代の百貨店内を巡りながら謎を解いていくというものです。
また、解答キーワードを50周年や吉祥寺の歴史にまつわるものにし、解答するとそのキーワードに応じたコラムを読めるようにしました。

<ポイント>
東急百貨店吉祥寺店が開店した【1974年6月】が物語を進めていく上で重要な鍵になっていたり、実際の現地にある昭和時代の東急百貨店吉祥寺店の様子が描かれた自動販売機が謎を解くための手がかりになっていたりと、50周年や開店当時の様子を知りながらゲームが進んでいく内容にしました。

▲コラムの例


▲開店当時の様子が描かれた自動販売機

 

④驚きや喜びを感じられるような謎の仕掛け
➡︎ターゲットごとに、あっと驚く仕掛けや、楽しさや喜びを感じられるような仕掛けを用意しました。
初級編では、お子様に楽しんでもらえるよう、折り紙を使った謎を最後に取り入れました。
謎の指示に沿ってキットの一部を折っていくと、ストーリーの最後で必要になるアイテム「ハート(の形)」を作り出せます。
上級編では、ストーリーや冊子、解答ページなどをよく見て、考察を繰り返しながら解くような高度なひらめきが必要な謎や展開を用意しました。

<ポイント>
初級編では、親子で一緒に折り紙を楽しみながら、ハートの形ができあがっていく喜びや感動を感じていただきたいと思い、取り入れました。
また、思い出として持ち帰りたくなるようなデザインや形にしました。
上級編では、謎解きを楽しみに来店した方向けに、物語の途中でそれまでの根底を覆すようなどんでん返しの展開を作り、ひらめいた時やクリアした時の爽快感、達成感を創出するように設計しました。

 


▲左の用紙を指示に沿って折っていくと、右のようなハートの形に

 

⑤百貨店の入口にはイベントに興味を持たせる仕掛けを用意
➡︎イベントを開催していることを知ってもらったり、イベントに興味を持ってもらったりするために、東急百貨店吉祥寺店の入口にあるサイネージに、今回の謎解きゲームのメインビジュアルを使った間違い探しを用意しました。

<ポイント>
イベントの認知拡大や宣伝のための施策として「謎解きキット」を持っていない人でも楽しめる間違い探しを用意し、参加者数の増加に繋げられるよう工夫しました。

 


▲間違い探しの問題(左・中央)と実際の館内での様子(右)

 

■参加者の感想

<初級編>
・普段通り過ぎているところを見られたり、新しい発見があったりして面白かった。
・あまり行かないフロアにも立ち寄れて、いろんなお店を知ることができてよかった。
・天気が悪い日だったが、百貨店の中をショッピングしながら謎解きもできてよかった。
・屋上に子どもの遊び場があるのを初めて知った!今度子どもを連れてきたいと思った。

<上級編>
・初めて来たが、素敵なお店がたくさんあり、また今度ゆっくり来たいと思った。
・とても面白かった。東急百貨店の魅力を知ることができて楽しめた。次回作も期待しています!
・百貨店は年齢層が高い人が利用するイメージだったが、若い人向けの店舗も入っているんだなと思った。
・色々なお店があって楽しかった!このあと買い物をして帰ろうと思います。

 

■企画ご担当者様のコメント

Q:ハレガケを選んだ理由を教えてください。
A:​​謎解きイベントを開催するにあたり、複数社お声がけさせていただいた内の1社が、ハレカゲ様でした。
各社様と打ち合わせをおこなう中で、クオリティはもちろんのこと、当店50周年のPRの意図を酌みつつ内容をご提案いただいたと感じ、お願いすることにいたしました。

Q:今回の謎解きイベントの内容はいかがでしたか?
A:50周年という大きな節目を迎えながらも、まだまだ当店自体の認知度が足りていないと日々感じていました。
そんな中、当店独自のマスコットキャラクターを絡めたPOPな内容と、百貨店ならではのサービスを絡めた高難易度の内容をご提案いただき、開催目的であった周知拡大が達成でき、店としても非常に満足できる結果だと感じました。
お客様からもお喜びの声を多数頂戴し、今後のイベント企画の参考にもなる実施内容だったと思っております。

Q:ハレガケの謎解きイベントをおすすめしたい人はどんな人ですか?
A:今回当店で開催した周年事業の一環としての利用はもちろんのこと、商業施設内を回遊していただきたい、各フロアの認知度を上げたいなどの課題を抱えてらっしゃる団体様におすすめしたいと考えております。

 

■目的や伝えたいことが明確な商業施設の周年イベントと「謎解きゲーム」は相性が抜群

今回は東急百貨店吉祥寺店にて、開店50周年を記念した周年企画として謎解きイベントを開催しました。

周年企画では、
・お客様への日頃の感謝を伝えたい
・これまでの歩みを知ってもらいたい
・楽しいイベントでより愛着をもっていただきたい
・これを機に新しいお客様を呼び込みたい
など、様々な想いのもとイベントを開催されるものと考えられます。

子どもから大人まで平等に楽しめる「謎解きゲーム」は、今回のように百貨店やショッピングモールなどの様々な年代のお客様が訪れる場所との相性が良いと考えております。

普段から利用しているファミリーをターゲットに制作することもできますし、新規顧客の獲得を目的に謎解きファンや若者向けに制作することもできます。
今回のようにターゲットが複数である場合は、それぞれに対してアプローチしていくと、より高い満足度が期待できます。

また、「知ってほしいこと」「理解を深めてほしいこと」があれば、それをゲームのストーリーや謎の問題に盛り込み、楽しみながら参加者に理解を促すことができます。
そのため、お客様への感謝の気持ちや、これまでの歩みなどを自然に伝えられます。

謎解きゲームはチェックポイントを任意で決められるため、施設全体を回遊させることも可能であり、商業施設全体を盛り上げられ、施設内の様々な店舗でお買い物をしていただく機会にも繋げられます。
実際の参加者アンケートでも「色々なお店があって楽しかった!このあと買い物をして帰ろうと思います」「3階が新しくなっていてとても良かったです。つい予算オーバーして買い物をしてしまいました」などのコメントがありました。

ハレガケは商業施設や周年企画のイベント開催実績が豊富です。
目的やご予算等に応じてご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

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