謎解き事例紹介

ABS秋田放送開局70周年を記念した“視聴者参加型”の謎解き特別番組を企画!家族全員が楽しめる謎解きテレビ番組を目指しました。

主催

株式会社秋田放送

開催場所

テレビ放送(ABS秋田放送)

開催期間

2023年12月15日(金)19:00〜19:56

プレスリリース

https://newscast.jp/news/7916897

ABS秋田放送開局70周年を記念した“視聴者参加型”の謎解き特別番組を企画!家族全員が楽しめる謎解きテレビ番組を目指しました。

このページでは、2023年12月15日(金)19:00〜19:56にABS秋田放送にて放送した、ABS秋田放送開局70周年記念番組「テレビ×アプリ×謎解き『わ!の秘密を守れ!!』」の制作事例をご紹介します。

 

■この記事でわかること
・制作者が解説する今回の謎解き特別番組の企画の特徴や狙い
・テレビ番組と「謎解き」の相性と、伝えたいメッセージがある時に「謎解き」を活用するメリット
・企画ご担当者様や、実際に番組を見た視聴者の方々の感想

 

■謎解き特別番組を制作するに至った経緯と目的
ABS秋田放送開局70周年を記念した特別番組として、今までにない目新しい企画内容を検討していく中で「謎解き」をネットと絡めて番組にしたら面白いのでは……とハレガケにお問い合わせいただきました。
また、開局70周年のキャッチコピーである「わ!」が持つ意味や、感謝の思いを視聴者に届けることを目的に企画しました。
さらに今回の特別番組では、謎解きを通して家族団らんの空間を作ることにも重きを置いており、企画を進める上で、家族でテレビを囲みながら楽しんでもらえるような番組内容であることを重視しました。

 

■視聴者参加型!子どもから大人まで家族みんなで楽しめる謎解き特別番組
放送を見ながら出演者と一緒にリアルタイムで謎解きを楽しめる、視聴者参加型の謎解き特別番組でした。
「開局記念番組が謎の怪⼈に乗っ取られた!」というストーリーのもと、スタジオゲストが秋⽥県内の様々な場所に仕掛けられた謎を解いていき、視聴者はアプリを通して出題される謎解きに挑戦しました。
謎は秋⽥県や開局70周年のキャッチコピーである「わ!」にちなんだものになっており、⼩学⽣のお子様を含めて家族全員で楽しく解ける難易度にしました。

 

※ABS秋田放送開局70周年のキャッチコピー「わ!」とは
開局70周年の感謝を胸に「輪」と「和」を大切に未来に繋げていくという思いが込められています。
今回の特別番組では、笑顔の輪・県民の和・驚きの「わ!」を視聴者に届けるべく企画しました。

 

▲謎解き特別番組のタイトルロゴ

 

<謎解き特別番組のターゲット層>
今回の企画では、ファミリー層が主なターゲットでした。
日頃からABS秋田放送をご愛顧いただいている視聴者の方に向けて、家族みんなでテレビを囲みながら楽しんでいただきたいという思いで企画がスタートしました。

 

<番組放送中の参加者の動き>
①「ABSあきたアプリ」の公式ページや、イベントページなどから「ABSあきたアプリ」を ダウンロードし、アプリ内の番組専⽤ゲームページにアクセスします。
②放送を⾒ながら謎を解き、専⽤のゲームページで解答しながら進めていきます(計5問)。
③謎解きの問題とシナリオに沿って番組が進んでいきます。

※アプリを使用しなくても楽しめる内容で構成しましたが、アプリを使用することで没入感が高まり、より一層お楽しみいただける内容になっていました。

 

▲実際の放送の様子

 

<キーワードを集めて応募するクリスマスキャンペーンも実施!>
番組中に出題される“謎問題”を解き「ABSあきたアプリ」で解答をおこなうと、1問正解するごとに1文字ずつキーワードが現れる仕組みになっており、全問正解すると5文字のキーワードに辿り着けます。
そのキーワードをアプリ内で入力すると抽選に応募できるという内容で、正解者の中から抽選で50名様に「ね!怪人(番組内に登場する謎の怪人)」からのクリスマスプレゼントとして、1,000円相当のデジタルギフトをプレゼントしました。

 

▲アプリからの解答でキーワードを集めて抽選に応募

 

■開局70周年の思いを届け、家族団らんの空間を実現するための“5つ”のポイント
開局70周年のキャッチコピーである「わ!」が持つ意味と感謝の思いを視聴者に届けること、謎解きを通して家族団らんの空間を作りだすことを実現するために、どのような内容にしたのか、特徴や狙いについて制作担当者が詳しくご紹介します。

 

①キャッチコピーである「わ!」が「ね!」に変わることから始まる斬新なストーリー
➡︎謎の怪人によって秋田県の中にある「わ!」が「ね!」に変えられてしまった!という設定のもと、「わ!」を取り戻していくというストーリーで進行していきました。

<ポイント>
ABS秋田放送開局70周年のキャッチコピーである「わ!」を県民の皆さまに知ってもらいつつ、テレビと視聴者の方々の間に『輪』を作るべく今回のストーリー展開を考えました。
秋田県の各所にある看板の「わ」という文字が「ね」に変えられてしまう、秋田犬の鳴き声が「わん!わん!」から「ねん!ねん!」になってしまう、秋田県の名産品である「わかさぎ」が「ねかさぎ」になってしまうなど、テレビを見ながらついつい笑ってしまうような展開をイメージして制作しました。
出演者の方もテレビを見ている視聴者の方々も、「ワクワク」ならぬ「ネクネク」できたのではないかと思います。

 

②「ABSあきたアプリ」からの参加を促しアプリを訴求
➡︎配信開始から間もない「ABSあきたアプリ」の認知を広め、多くの方にダウンロードをしていただくために、アプリ内に今回の謎解き番組専用のゲームページを作成し、謎解きゲームの入り口をアプリにしました。

 

※ABSあきたアプリとは
ABS秋田放送が提供しているコミュニケーションアプリで、秋田県内のニュースや市町村の天気、グルメ、防災、スポーツなど暮らしに役立つ情報を扱っています。

 

<ポイント>
今回のイベントを通して、アプリのダウンロード数を増やしたいというご要望をいただいていたため、視聴者の方々に積極的にダウンロードしていただけるよう、ゲームへの参加方法をアプリからにしました。
また、視聴者の方々が「なぜ謎を解くのか」「なぜアプリの中で解くのか」の理由づけとして「謎の怪人から届いた挑戦状を解読し、秋田のために謎を解いてくれる人を求めている」、そして「怪人から出される謎問題の解読を依頼するフォームとしてアプリがある」
という設定や動機付けも合わせて設計しました。
参加するモチベーションを維持しつつ、アプリへの導入を図れたのではないかと考えています。

 

▲アプリ内で実際に表示される「謎問題解読依頼フォーム」の画面

 

③開局70周年のキャッチフレーズ「わ!」と秋田県の魅力を伝える謎問題
➡︎ABS秋田放送開局70周年のキャッチフレーズ「わ!」には、「驚きの『わ!』」「つながりの輪」「笑顔の輪」「日本の和」など、いろいろな意味があります。
「わ!」のもつ意味と秋田県の魅力を伝えるため、各謎問題のテーマに様々な「わ!」を取り入れ、謎問題の中には秋田県の名産品を取り入れました。

<ポイント>
「笑顔の輪」をテーマにした謎問題は「笑顔」を使って解く(“え ”という文字を “お”に変換して解く)ものに、「つながりの輪」をテーマにした謎問題は、手で輪を作るようにしたイラストを見て解答するものにし、答えを「つながり」にしました。
また、秋田県の銘菓である和菓子を謎問題のイラストに使用したり、謎を解くと秋田県の名産や有名なものが答えとして出てくるようにしたりしました。
こうすることで、スタジオやストーリー、番組進行の中でキャッチコピーや秋田県のことについて触れやすくなり、「わ!」の浸透や秋田県の魅力の訴求に繋がると考えました。

 

▲「笑顔の輪」をテーマにした謎問題 / 「つながりの輪」をテーマにした謎問題

 

④家族全員で驚きと感動を共有できる仕掛け
➡︎番組内にある「わ!」のオブジェが番組終盤で「ね!」に変えられてしまいます。オブジェの下にある正しい色のボタンを押すことで「わ!」を取り戻すことができる、という謎を最後に用意しました。

<ポイント>
番組に注目させることや家族内での会話を生み出すことを意識して、テレビで映える大きなオブジェを使用した謎問題を制作しました。今回のストーリーのゴールである、「わ!」を取り戻す様子をわかりやするモノで見せることで、達成感を与えつつ、子どもから大人まで「わ!」という言葉への関心を高めることができたのではないかと考えています。

 

▲番組終盤に「ね!」に変えられてしまったオブジェ / 「ね!」になったことで生まれた「黒いボタン」

 

謎問題を解いていくと「黒」のボタンを押すことがわかりますが、「ね!」のオブジェの下には「黒いボタン」は存在しないのです。
「わ!」が「ね!」に変わったことで、「ね」の中に「黒いボタン」が生まれていることに気づき、そのボタンを押すと「ね!」から「わ!」に変わり、無事に「わ!」を取り戻すことができるという展開になっていました。

 

⑤家族団らんを意識した、小さなお子様でも楽しんで解ける内容
➡︎小さなお子様でも楽しんで挑戦できるように、序盤の謎問題はイラストだけを見ても成立する問題を制作しました。

<ポイント>
今回の番組のターゲットはファミリー層であり、お茶の間で家族全員で楽しんでもらうことを重視していたため、小さなお子様でも楽しく解ける謎問題を制作することが大切でした。
問題文が長かったり、問題文を見て謎を理解してからでないと解けない問題だったりすると、小さなお子様は問題を見た段階で諦めてしまい、家族で団らんしながら解くというテーマから外れてしまいます。

「謎解き」はひらめきや思いつきの発想から答えを導いていきますが、子どもの方が柔軟な思考で大人よりも早く答えに辿り着くことも珍しくありません。
謎が描かれたイラストや構成を見ただけで、自発的に考え始める子も実は多いのです。
ターゲットに楽しんでもらうことを常に意識し、ゲーム内容に落とし込んでいきました。

以下の謎は問題文がなくても(イラストのみを見ても)解ける問題でした。

 

▲出題時のイラスト / 解説のイラスト

 

すべての物が何であるかを推測すると、「=」の両側に同じ文字が多く含まれていることがわかります。

 

■視聴者の感想
・謎解きが大好きなので、夫と謎解き競争しながら楽しく参加しました。またこういう企画を待っています!
・家族みんなでテレビに夢中になって観ることができて楽しかったです!
・難しかったけれど、子どもたちと一緒に楽しめました。
・ふとテレビを見ていたら始まったので、家族で楽しく謎解きをしました!
・謎解きがすごく面白くて家族で楽しめました!
・初めて観る番組に家族で挑戦しました。久々に家族の一体感を感じました。

 

■企画ご担当者様のコメント

Q:ハレガケを選んだ理由を教えてください。
A:6年ほど前にイベント見本市で当時のハレガケのご担当者様と名刺交換をさせていただいて、定期的にメールマガジンで「謎解きコンテンツ」やハレガケさんの情報をいただいていましたので、機会があればご一緒したいと思っていました。
今回メールマガジン担当の鶴見さんに、こちらの制作意図を説明してご協力いただけるものか打診したところ、二つ返事で企画を面白がってくれて実現に向けての話が進みました。

Q:今回の謎解きイベントの内容はいかがでしたか?
A:秋田県の名物や弊社70周年を題材に作っていただいたオリジナルの問題は、難易度もファミリー層が楽しめる内容になっていてとてもよかったと思います。
また、私たち放送局の人間では思いつかないようなストーリーや仕掛けもあり、番組制作スタッフも楽しみながら記念番組を作っていけたと思います。

Q:ハレガケの謎解きイベントをおすすめしたい人はどんな人ですか?
A:謎解きは、家族や友人などでワイワイ言いながらも楽しめるコンテンツで、テレビとはとても相性がいいと感じています。
また、参加者同士の一体感を醸成し、コミュニケーションを活性化する効果もありますので、チーム内のコミュニケーション不足や研修方法に悩んでいる自治体や企業、団体などがありましたらぜひお勧めしたいですね。

▶︎ご担当者様へのロングインタビューはこちら

 

■老若男女楽しめる謎解きと、様々な年代を視聴者にもつテレビ番組は相性が抜群

今回の企画では、テレビとお茶の間の視聴者の方々をアプリという媒体を活用してつなぐ謎解き番組を制作しました。

老若男女問わず平等に楽しめる「謎解き」というコンテンツだからこそ、様々な年代の視聴者がいるテレビ番組との相性は良いと考えております。
視聴者からの声としても「家族団らんの時間になった」「子どもと一緒に楽しめた」など、子どもから大人まで一緒にお楽しみいただけたとの感想を多く頂戴しました。

また、「70周年のキャッチコピーに込められた思いを知ることができた」「『わ』を大事に過ごしていきたいと思った」「県内の知らなかった場所を知ることができた。春になったら行ってみたい」など、キャッチコピーや番組で取り扱った秋田県の名所についての感想もいただきました。

「知ってほしいこと」「理解を深めてほしいこと」があれば、それをゲームのストーリーや謎の問題に盛り込むことで、楽しみながら参加者に理解を促すことができます。

謎解きゲームは、どんなコンテンツ、媒体ともコラボレーションが可能であり、当社はプロモーションとしての謎解きイベントの企画・開催実績が豊富です。オフラインでの開催の他にも、WebやSNSを使用したイベントも数多く開催してきました。
目的やご予算等に応じてご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

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