謎解き事例紹介

＜開催経緯＞
このイベントは、大阪城公園内や西の丸庭園を巡り、謎を解いてゲーム感覚で歴史を学ぶことができる体験型のプレイイベントです。
ゲームを進めるストーリーは、歴史エンターテイメントマガジン「歴史人」編集部による作成・監修で、謎解きファンだけでなく、歴史ファンにもお楽しみいただくことができる内容となっています。
このイベントを通して、大阪城の歴史をより深く知っていただくきっかけ作りを目指し企画しました。

＜イベント内容＞
問題が書かれた「謎解きキット」を持って、大阪城公園内や西の丸庭園などを巡ります。
歴史的戦いである“大坂の陣”を背景に徳川家と大坂城の歴史にスポットをあて、落城した豊臣秀吉の大坂城が徳川大坂城として再建されるまでの歴史を追う内容となっています。
史実に基づいたストーリーを楽しみながら、大阪城公園周遊を楽しむことができます。
通常の観光では気が付きにくいポイントを謎の手がかりとして使用しているので、謎解きゲームならではの視点で大阪城の歴史を体感できます。

〜参加者の反応〜
Twitterでは「ちょうどいい難易度だったし、全部解けて嬉しかった！」「子どもと一緒に楽しめました」「大阪城を観光しながらゆっくり楽しめてよかった」などの感想があり、好評を博したイベントとなりました。

＜ストーリー＞
慶長5年（1600）、関ヶ原の戦い。
世にいう天下分け目の決戦に勝利した徳川家康は、江戸に徳川幕府を開く。
天下に号令する立場となった家康だが、大坂城にはいまだ豊臣家があり、太閤秀吉の遺児・秀頼が君臨していた。大坂に豊臣、江戸に徳川、両巨頭が並立し、10年以上の歳月が経った。
まだ幼かった秀頼も立派に成長し、家康は徐々に警戒を強めていく。

「徳川と豊臣、2つの天下人が両立すれば、また戦乱の世に戻ってしまう。わしが生きているあいだに、乱の芽を摘み取らなければ・・・」
ついに慶長19年（1614）11月、「大坂冬の陣」が勃発。大御所・家康、二代将軍の秀忠が、全国の諸大名を率いて大坂城へ攻め寄せた。