企画担当者の声
東神開発株式会社 北條様
謎解きプラスの社内懇親会サービスのお客様の声インタビューページです。
- 商業施設
子どもから若いカップル、そしてシニアまで幅広い客層にご来館いただけたのに驚きました。
東神開発株式会社
北條様
今回インタビューさせていただいた会社
今回お話を伺ったのは、2019年4月からのゴールデンウィークに『幸せのバラを集めて』、そして同年10月に『ハロウィーンと優しいイタズラ』を日本橋髙島屋S.C.(以下、髙島屋S.C.)にて開催させていただきました東神開発株式会社様です。
インタビューをお答えいただいたのは、日本橋事業部の北條佑生(ほうじょうゆうき)さん。今回は、髙島屋S.C.にて、2度の謎解きイベントを開催するに至った経緯、そして実際に開催してみて、どのような効果を得られたかを伺いました。
ゴールデンウィークの山場に“館全体を回ってもらえるようなイベント”を開催したい。
インタビュアー:
この度はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。
北條さん:
こちらこそ、よろしくお願い致します。
インタビュアー:
まず、髙島屋S.C.にて謎解きイベントを開催されようと思ったきっかけを教えてください。
北條さん:
はい、まずは、経緯をお話しさせていただきますと、謎解きイベントを開催する前に、「館全体を回ってもらえるようなイベントを開催したい。」というNEEDSがありました。
というのも、私ども、日本橋髙島屋S.C.は、昨年(2018年)の9月にオープンしたのですが、当時は、オープンしたてということもあり、スタッフも現場のことで手がいっぱいでした。
ただ、12月になると、来年(2019年)の春以降の企画を考えなければいけなかったんです。
春というと、3,4,5月なのですが、その中でも平成から令和に切り替わるゴールデンウィークが山場となります。その山場でぜひ、「館内を回遊してもらえるようなイベントを開催したい。」という話がブレスト時にあがりました。
インタビュアー:
“館内の回遊”というのが重要なポイントだったのでしょうか?
北條さん:
はい。これは当施設に限った話ではないと思うのですが、やはり館(やかた)の運営者にとって、館内全体を回っていただくというのは重要なポイントなんです。
例えば、(駅直結の)地下1階や1階には来ても、そこから上の階まではなかなか上がってもらえないケースや、新館や、本館など合わせて4館あるのですが、これを全部回っていただくのはなかなか難しくて。
ですので、このような課題を解決するイベントを開催したかったんです。
スタッフも謎解きを知らず。「休みの日まで頭を使うようなことをするのだろうか?」
インタビュアー:
なるほど。それで各階に問題がおかれる謎解きイベントを開催されようと。
北條さん:
はい。ただ、実は、最初は謎解き以外にも回遊していただくためのイベントとしては、スタンプラリーのようなものも考えていました。
インタビュアー:
確かにスタンプラリーでも、回遊要素はありますもんね。その中でなぜ謎解きイベントを選ばれたのでしょうか?
北條さん:
正直な話をすると、確信があったわけではなく「新しい試みだけど、やってみよう」というところもありました。
実は、私も他のメンバーも謎解き自体はあまり詳しく知らず、「謎解きを開催すれば、このような効果がある!」と確信を持って言える人は、当初はいませんでした。
ですので、開催を決めた段階では何か確信を持って決めたわけではなく、新しい事への試みという位置づけでした。
インタビュアー:
北條さん自身は謎解き開催に際して、具体的にどのような不安がありましたか?
北條さん:
「休みの日まで頭を使うようなことをするのだろうか?」
企画を決めた段階では、このような不安はありました。なんせ、謎解きのことをよくわかっていませんでしたので。
「謎解きは、知識で解くものだと思っていたのですが、知識ではなく、考え方や思考力で解くもの」なのだとイメージできました。
インタビュアー:
では、当日までそのような不安を抱えたままの開催だったのですか?
北條さん:
いえ、それは打ち合わせ段階で、ハレガケさんに作っていただいた構成や問題を見て、「あぁ、(謎解きって)こういうもんなんだなぁ」という印象で具体的にイメージすることができました。
それまで謎解きは知識で解くものだと思っていたのですが、「これは知識ではなく考え方や思考力で解くものなんだなぁ」と。
知識で解くものですと、ご来館いただく皆様全員が楽しむのがすごく難しい印象でしたので、ここでこのような発見があったことはすごくよかったです。
開催してみると、驚きの発見!「こんなに幅広い客層がやってくれるのか!」
インタビュアー:
実際に開催してみて一番印象的だったことを教えてください。
北條さん:
やはり、一番は、予想以上に幅広い年代のお客様に楽しんでいただけたことでした。
小学校のお子様をお持ちのご家族や、若いカップルの方が楽しんでくれることは、開催前からイメージできたのですが、実際にフタを開けてみると、60代以上のシニア層のお客様が謎解きをやってらっしゃったんです。
中には、お孫さんを連れてきて一緒に楽しんでらっしゃったりという光景が見られました。
お孫さんに負けないように、真剣に謎解きに向かっているおじぃさまやおばぁさまは、真剣勝負そのものだったかもしれません。
インタビュアー:
老若男女が同じゲームで真剣に楽しめるのはなんかいい光景ですね。回遊率の点はいかがでしたでしょうか?
北條さん:
はい、ゴールデンウィークの時期ということもあり、すべての因果関係を謎解きだけに定めるのは難しいのですが、期間中に約7000名のお客様に参加いただき、ほとんどの方が全館を巡りながらゴールまでやりきっていただきました。
一方で、共用スペースのカーペットに座ったり、特定の階に行列ができたりなど、盛り上がっているからこその想定外の事態はあったのですが、ハレガケさんにそのことを共有すると、すぐにスタッフの方が対応してくださったのもありがたかったですね。
大人向けだと子どもが楽しむのが難しい、しかし、子ども向けだと大人が楽しむのが難しい。謎解きがヒットしているのは、その両者が楽しめるところだと思います。
インタビュアー:
北條さんが考える謎解きの一番よいと思うところを教えてください。
北條さん:
はい、まずは「館内の回遊」を生むことができることにあると思います。
謎解きは、何箇所にも問題をおいて、館内を回遊していかないとできませんので。
当施設以外にも多くの館(百貨店)で謎解きが開催されていますが、開催する前提に「館内の回遊」という目的があると思います。
ただ、もちろん、それも大きいのですが、実際にやってみて一番感じた謎解きのよいところは「客層の広さ」だと感じました。
インタビュアー:
先ほどおっしゃられていた、老若男女楽しめる点ですね。
北條さん:
はい。何度も言いますが、お子さんや若い男女に加え、シニア層まで楽しめるのはすごいなぁと。
あと、もう1点付け加えますと、「お手軽な時間消費型コンテンツ」であることがすごいと感じました。
インタビュアー:
「お手軽な時間消費型コンテンツ」と言いますと?
北條さん:
謎解きをクリアするには、1,2時間ほどかかりますので、長い時間、館内にいていただけるということです。
かつ、これが無料ですので、参加者も増えやすいのだと思います。
実際、TwitterのようなSNSで当日多くの参加者の方が投稿してくださっていて、私共もお客様が楽しんでいただいている姿を実際に感じることができました。
イベントは、大人向けのものですと、子どもが楽しむのが難しいですし、子ども向けイベントだと大人が楽しむのが難しいと思うのですが、謎解きだと、その両方が、楽しめるイベントなのがすごいと思いました。
謎解きがヒットしているのは、その両者が楽しめるところにあると思います。
実際に2回目以降も開催しようと思ったのはこのような点もありました。
インタビュアー:
確かに、謎解きは、幅広い年齢層に加え、性別関係なく楽しんでいただけるところに我々も魅力があると感じていますが、実際にそのようなお声を聞かせていただけて、非常にうれしいです。本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!
「発想力勝負の謎解きは、子どもからシニアまで、本気で一緒に楽しめる謎解きの魅力」
インタビューをお読みいただき、ありがとうございました。最後に謎解きプラスから、解説を加えさせていただきます。
北條さんからのコメントでもあった通りに、謎解きの大きな魅力の1つに、子どもから大人まで、本気で一緒に楽しめることにあります。
というのも、インタビューでもあった通りに、謎解きの問題は知識や経験ではなく、「発想力」を重視するものです。学習量や経験の豊富な大人だから、必ずしも有利というわけではなく、視点の変化や、発想の柔軟性が試される問題なのです。
また、実は謎解きイベントは、どちらが先に解けるか競うだけでなく、家族や友人と一緒に解いて一緒にクリアしていく姿もよく見られます。
その性質から、時には企業のチームビルディングや研修にも使われているなんですよ。
「世代を超えて本気で一緒に楽しめる謎解き」。その魅力をぜひ、もっと多くの方に体験していただきたいです。
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