企画担当者の声
株式会社トーハン 岩崎様

謎解きプラスの社内懇親会サービスのお客様の声インタビューページです。

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作品のファンが謎解きをきっかけに多数来店してくださいました!

株式会社トーハン
岩崎様

今回インタビューさせていただいた会社

今回お話を伺ったのは、2018年より本屋巡り謎解きゲームシリーズで、『カードキャプターさくら クリアカード編×リアル謎解きゲーム』や『TVアニメフルーツバスケット×本屋巡り謎解きゲーム「大切な思い出が行方不明ですっ!」「謎の挑戦状が届きましたっ!」』など、全国の書店にて開催させていただきました株式会社トーハン様です。

インタビューをさせていただいたのは、岩崎さんです。

 

変化する時代の中で新しいことを試してみたい!モノ需要からコト需要へ。

インタビュワー:ご多忙のところ、お時間いただきありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。

 

2019年4月27日(土)〜 6月30日(日)開催タヌキとキツネ×本屋巡り謎解きゲーム おばけの手紙編/お弁当箱のスクリーンショット

 

岩崎さん:よろしくお願い致します。

 

インタビュワー:最初に、本屋という珍しい場所で、謎解きを実施するに至った経緯や背景を教えていただけますか。

 

岩崎さん:はい、きっかけと言いますか、まずあったのは「変化する時代の中で新らしいことを試したい」という気持ちでした。

「時代の変化とともに、本屋も変わっていかなければいけない」と思っておりましたので、この時は、「本屋や出版業界とは無縁だったものを掛け合わせて、新たにモノ需要だけでなくコト需要も取っていきたい」という気持ちでした。

 

インタビュワー:なるほど。そもそもなのですが、謎解き自体はご存知だったのでしょうか?

 

岩崎さん:実はそこは少し心配な点でもありました。

というのも、私自身、謎解きを体験したこともなかったですし、仕事で関わったこともなかったんです。

ですので、初めは「謎解きをすることが楽しい!」と思うユーザーがたくさんいるのを、今ひとつ想像できずにいました。

 

事前課題は「集客」。「本屋で謎解きをして本当に人は来るのだろうか?」

インタビュワー:確かに実際に謎解きイベントをご覧いただかないと、いまひとつわからない部分ってありますよね。その他には、何か心配な点はございましたか?

 

岩崎さん: その他ですと、心配だったのは営業面、つまり集客でした。

まず、営業面についてなのですが、こちらは、主に集客についてです。

なぜかいいますと、謎解きは基本的には、遊園地のようなテーマパークでやっているイメージだったんです。

ですので、「本屋で謎解きを開催して、本当に人は来るのだろうか?」という気持ちは当初強くありましたね。

 

本屋開催では、出版物のファンが集まる!秘訣はと謎解きとコンテンツの親和性

2018年3月21日〜5月31日開催『カードキャプターさくら クリアカード編のスクリーンショット

 

インタビュワー:新しいチャレンジですから、確かに、集客について心配される方は多いように感じています。実際に開催してみて、いかがでしたか?

 

岩崎さん:まず、営業面についてですが、これは、非常にうまくいったと思っています。

先ほども申し上げました通り、「謎解き好きが本屋に来るだろうか?」ということを最初は懸念していたのですが、実際に謎解きをやってみて感じたのが、「コミックや漫画そして絵本などのファンが集まって来る!」という事実でした。

もちろん、謎解きのファンもご来店いただいていたとは思うのですが、本屋で開催する場合は、メインは「コンテンツのファン」、つまり、最初に開催したもので言えば「カードキャプターさくら」のファンがメインでご来店いただいていたように感じています。

 

インタビュワー:なるほど、作品のファンが多かったのですね。

 

岩崎さん:はい、おそらくなのですが、作品のファンにとっては、コミックスや絵本を買うような感覚だったのだと思います。

「とても印象的だったのは謎解きのSNSでの拡散力でした!」。参加者だけでなく、書店のスタッフも積極発信!

カードキャプターさくら クリアカード編×リアル謎解きゲーム』にて、行われた書店スタッフのツイート。のスクリーンショットTwitterハッシュタグ(#CCさくら謎解き)にて参加者の方もたくさんつぶやいてました

 

インタビュワー:その他に、開催してみて印象的だったことはございますか?

 

岩崎さん:はい、とても印象的だったこととしては、「SNSでの拡散力」がありました。

やはり、参加者の方も作品のファンですし、インスタグラムやTwitterに投稿しやすかったのだと思います。

 

インタビュワー:確かに、作品のファンにとっては、謎解きは発信しやすいコンテンツですよね。

 

岩崎さん:そうなんです!あと、付け加えて、印象的だったのは、それを見た書店スタッフさんの発信も多かったことです。

 

インタビュワー:書店のスタッフさんもツイートされていたのですか?

 

岩崎さん:はい、「今、謎解きやってます!」「改めて、(本を)入荷しました!」のようなツイートをされていました。

というのも、謎解きの参加者の方が来場し、そして実際に投稿されたツイートを見て、書店のスタッフさんもモチベーションが上がったみたいなんです。

通常、書店の場合は本屋を来る人に対する対応がメインで、営業面に関しては、外部への発信は待ちの姿勢が強いんです。

ですので、謎解き開催のような、「積極的にファンに発信できるコンテンツ」は珍しくて、我々が書店さんにこのような機会を提供できたのは、非常に喜ばしいことでした。

版元さんからの評判もよく、これで、次回も開催していこうという流れになり、『フルーツバスケット』や「映画『HELLO WORLD』」へと続いていきました。

 

「本屋は物語を売る場」!だからこそ、作品ファン向けの謎解きで一番大切なのは、作品に対する「造詣(ぞうけい)の深さ」!

2019年11月29日〜2020年2月2日開催『コウペンちゃん×本屋巡り謎解きゲーム』特設ページのスクリーンショット

インタビュワー:最後に謎解き開催において、一番大事だと思うことを教えてください。

 

岩崎さん:はい、 やはり「(作り手の)造詣(ぞうけい)の深さ」だと思います。

 

インタビュワー:「造詣(ぞうけい)の深さ」と言いますと?

 

岩崎さん:簡単に言うと、どれくらい作品に詳しく、また好きかということになります。

と言うのも、本屋の場合は、作品のファンが多く訪れますので、参加者は作品に対して、思い入れや知見が強くなります。

そうすると、謎解きを「単純にとけばいい」というものではなく、物語にこだわっていくことが求められるように感じています。

特に本屋は「物語(コンテンツ)を売ってる場」ですので。そうすると、大事なのは、その「コンテンツに対する造詣(ぞうけい)の深さ」なんですよね。

謎解きのクオリティも大事なのですが、その前提として作品に対する「造詣(ぞうけい)の深さ」があると思います。

そういう意味では、今回、ハレガケさんのスタッフさんは、すごく作品に対するリサーチや理解度がすごく高かったのでありがたかったです。

やはり、作品に対しておもいしろいと思っている人が作るのと、そうではないのとでは大きく違って来ると思うんですよね。

 

インタビュワー:うれしいお言葉ありがとうございます!確かに謎解きは、問題を解いて終わりと思われがちなところもあるのですが、実は大事なのはストーリーなんですよね。岩崎さん、本日はご多忙のところ、お時間いただきありがとうございました!

謎解きプラスからのコメント
「謎解きファン、そして作品ファンの両方を集客できる謎解きのコラボ力!」

 

謎解きプラス事例紹介ページより

インタビューをお読みいただき、ありがとうございました。

最後に謎解きプラスから、解説を加えさせていただきます。

岩崎さんのお話でも振られていましたが、謎解きの魅力の1つに「各種コンテンツとのコラボ力」があります!

謎解きがあるところに、全国津々浦々飛び回って行くファンもいれば、カードや集めたり、映画を観に行くような感覚で作品ファンが謎解きにいらっしゃることもあります。

謎解き自体のファン、そして、コンテンツのファン。その両輪での集客力を期待できる謎解きイベントの開催でぜひ、両方のファンの方をワクワクさせてみませんか?