企画担当者の声
日本商工会議所 堀内様、佐藤様
謎解きプラスの社内懇親会サービスのお客様の声インタビューページです。
- 研修
謎解きゲーム×研修でチームビルディングを強化!若手・中堅職員約50名を対象に実施しました
日本商工会議所
堀内様、佐藤様
今回インタビューさせていただいた団体
今回お話を伺ったのは、2023年11、12月に「チームビルディング研修」を実施させていただいた日本商工会議所様です。
今回のインタビューでは「謎解きゲーム」を用いたチームビルディング研修を実施するに至った経緯や目的、そして実施してみて感じたことや印象に残っている出来事などについて、今回の企画担当者である堀内さん、佐藤さんにお話を伺いました。
■組織内のコミュニケーションの活性化を図ることがコロナ明けの第一歩
インタビュワー:
お忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。
堀内さん、佐藤さん:
はい、よろしくお願いいたします。
インタビュワー:
まずはじめに、今回のチームビルディング研修を実施された経緯や目的について教えてください。
佐藤さん:
目的は大きく分けて2つあり、1つは「組織内のコミュニケーションを活発化させたい」というものです。
コロナ禍で職員間のコミュニケーションが不足しているという課題意識があり、特に新入職員とそれ以外の職員の間で感じていました。
コロナ禍に何名か新入職員が入ってきているのですが、普段の業務では面識がない中堅職員から「あの人って誰だっけ?」と聞かれたことがあります。
我々は約120〜130名規模の組織なのですが、この規模の組織の中で知らない人がいるというのは、組織としては問題だと感じ、今回の研修をきっかけに若手職員と中堅職員間のコミュニケーションを活発化させたいと思いました。
インタビュワー:
コロナ禍になりオンライン会議やテレワークが増えた結果、コミュニケーションが取りづらくなってしまったということでしょうか?
佐藤さん:
それもありますね。
どちらかというと様々な人と会話をする機会が減ったというのが大きいと思います。
職員間の懇親会や食事会がなかなか開催できなくなったり、今までは立食などで和気あいあいと話したりしていたのですが、開催したとしても規模が縮小になり、着席するテーブル内のメンバーだけでの会話に限定されたりしてしまいました。
堀内さん:
もちろん普段は仕事の話はしますが、それ以外の付随するような話をする機会が少なくなってしまったので、誰がどんなことを知っているか、どんなことを考えているかというのがだんだん欠落してきてしまったという印象があります。
インタビュワー:
そうだったのですね。
懇親会や食事会での交流から人柄や考え方を知ったり、それをきっかけに雑談や軽い相談をできるような関係構築にもつながったりすると思うので、そういった機会が減ってしまったというのはなかなか苦しい時期だったのではないかなとお話を聞いていて思いました。
ちょうど黙食や個食を推奨されていた時期でもありましたよね。
佐藤さん:
そうなんです。以前であればフロア内のブースで何人かが集まって話をしながら食事を取っていたのですが、黙食や個食が推奨されてからは、それも難しくなってしまって……。
インタビュワー:
出社されていても、なかなか十分なコミュニケーションを取ることは難しかったのですね。
コロナ禍でコミュニケーションが不足していった背景が伝わってきました。
■「良いチーム」とは、を学びチームビルディングを強化
佐藤さん:
もう1つの目的は「良いチームを構築するための理解と意識づけをしたい」というものです。
私たちの団体は、中小企業の支援や、様々なステークホルダーと地域をより活性化していくことを大きな目的としています。個人の力だけでなく、チームとして関わり合いながら活動していく必要があるので、良いチームの理解と意識づけをしていきたいと思い、今回の研修をお願いしました。
インタビュワー:
そうだったのですね。
これまでもコミュニケーションやチームビルディングに関する研修を実施されていたのでしょうか?
堀内さん:
研修自体は毎年1回、若手・中堅・管理職と階層別で分けて実施しており、昨年は、「組織・チームとして働く力」をテーマにコミュニケーションやEQに着眼した研修をおこないました。
※EQ(心の知能指数):自身や他者の感情を感じる能力、自身の感情をコントロールし利用する能力のこと
インタビュワー:
どんな研修だったのでしょうか?
堀内さん:
講師の方が講義をおこなって、それについてどう感じたか・今後どう活かしていきたいかなどを、グループ内で共有したり話し合ったりする研修でした。
■「謎解きゲーム」を取り入れることで、研修目的を実現
インタビュワー:
今回「謎解きゲーム」を使った研修をしようと思われたのは、どういった狙いがあったのでしょうか?
堀内さん:
研修中に職員同士がコミュニケーションを取る時間の比率を高めたいと思いました。
さらに、会話の内容を深掘りできるようなものが良いなと考えていました。
ゲームを取り入れた形であれば、皆がざっくばらんに発言し合えるのではないかと思い、今回お願いすることにしました。
インタビュワー:
ありがとうございます。「謎解きゲーム」以外の選択肢はありましたか?
堀内さん:
ゲームを取り入れたものでは「謎解きゲーム」を最初に見つけて良いなと思いました。
その他は、研修会社のチームビルディング研修のコースなどを検討していて、色々と比較させていただいた中で、今回の「謎解きゲーム」を使った研修が知識だけでなく、発想力を促したりすると思ったのです。
また、コミュニケーションに比重を置いた研修になると思いましたし、参加者が自主的に動くような研修にもなるかなと考えていました。
インタビュワー:
おっしゃる通りで「謎解きゲーム」はチーム全員で協力しながら、ひらめきや発想力をもとに問題を解いていくゲームで、そこにはコミュニケーションやチーム内での連携が重要になってくるんですよね。
そして、仕事の内容から離れることで会話もしやすくなり、自主的に動いてくれる参加者が多いというのも特徴の一つなんです。
堀内さんのお話をお伺いして、私も今回の研修の目的ととても相性が良いと感じました。
■重視したのは、世代や男女の垣根なくコミュニケーションが取れること
インタビュワー:
コミュニケーションを活性化させ、チームビルディングを強化していくために、どのような研修にしたいと思われましたか?大事にしたかったポイントがあれば教えてください。
堀内さん:
世代間や男女の垣根なく自由闊達に発言し合える内容にしたいと思っていました。
昨年は、若手職員と中堅職員で分けて実施していたのですが、ゆくゆくは今の中堅職員が若手職員の上司になっていくことになりますので、そのあたりも見据えた形で研修をしたいと考えたのです。
ですので、年齢や男女の垣根なくコミュニケーションが取れる内容というのを重視していました。
インタビュワー:
たしかに、今後上司と部下という関係性になることもあると考えると、今の段階からコミュニケーションを取って関係性を築いていけると、実際に上司・部下になった時に相手への理解がある分、仕事がしやすくなりますよね。
■普段は控えめな職員も自ら積極的にアイデアや意見を出していました
インタビュワー:
では続いて、「チームビルディング研修」当日の様子などについてお伺いしたいと思います。
今回の研修は、チームごとに分かれて取り組む「謎解きゲーム」パートと、謎解きゲームの体験から良いチームワークを学ぶ「振り返り座学」パートの2段階で構成されていました。
まず「謎解きゲーム」パートのお話を聞かせてください。
「謎解きゲーム」パートでの職員の方の様子や印象に残っている出来事はありましたか?
佐藤さん:
謎解きゲームは、どのグループもかなり盛り上がっていて、コミュニケーションを取りながら1つのゴールに向かって、各自の強みを活かし、楽しそうに取り組んでいた印象がありますね。
最終的に多く得点を重ねたチームの様子を振り返ると、率先してリーダーシップを取る人がいたり、メンバー間での情報共有や役割分担を活発におこなったりしたグループは得点が伸びていましたね。
※今回の「謎解きゲーム」はチーム内で協力し合いながら様々な謎を解いてポイントを集めていき、最終的により多くのポイント獲得を目指す内容でした
インタビュワー:
自主性があって、コミュニケーションがしっかり取れていたチームがより高い得点を得ていたんですね!
佐藤さん:
そうですね。そして、得点の高低に関わらず、チームで協力し合ってゴールを目指す大切さを体感できたと思います。
インタビュワー:
世代間や性別に関わらず、コミュニケーションを取りながら参加できていた印象はありましたか?
堀内さん:
はい。雰囲気良く取り組めていましたし、ゲームの中に職員間での協力要素がちりばめられていましたので、コミュニケーションを取る良い機会になったのではないかなと思いました。
佐藤さん:
印象に残っていることといえば、普段の仕事だとやや控えめな印象を持っていた職員が謎解きゲームにとても積極的に参加していて「この人こんなに熱心にやるんだ!」という場面がありました。
本人も言っていたのですが、フラットな関係でアイデアや意見を出せる状況だったので、色々と発言がしやすく積極的に取り組めたようでしたね。職員の新たな一面を見られたのも良かったなぁと思いました。
インタビュワー:
普段の仕事だと失敗を恐れる気持ちや仕事上の関係性があるので、なかなか難しいかもしれないのですが「謎解きゲーム中」は一旦それらがなくなるので、いつもとは違う一面を見られたり、それぞれが活躍している姿を見られたり、ということも結構あるんですよね。
環境の違いというのも重要なんだなぁと、今改めて思いました。
堀内さん:
本当ですね。研修中だけでなく、普段の仕事でも積極的にアイデアや意見を出しやすいように、まずは今回と同じようなフラットな雰囲気を現場でも作っていけるようにしていきたいと感じました。
■謎解きゲーム後の「振り返り座学」で、組織内での自身の言動の振り返る
インタビュワー:
続いて、「振り返り座学」のパートについてお話を聞かせてください。
今回は、チームワークが重要な謎解きゲームを実際に体験してから「良いチーム/悪いチームとは何か」を学ぶ内容となっていました。「振り返り座学」のパートでの職員の方の様子はいかがでしたか?
堀内さん:
「謎解きゲーム」パートの体験を踏まえながら、真剣に座学を聞いていたような印象があります。
インタビュワー:
ありがとうございます。
実際に体験をしてから振り返りをおこなうことで、「そういえばさっきの謎解きゲーム中にこんなこともあったな」と振り返ることができ、より当事者意識を持つことができるというのが今回の研修のポイントでした。
「振り返り座学」のパートで印象に残っている出来事などはありましたか?
堀内さん:
座学パートの中で「悪いチームを作る行動」を4つ教えていただきましたが、その中でも特に「ゴシップをすること」というのが印象に残っています。
周りに対する影響は大きいと思いますし、「本当に自分はやっていないか」という振り返りにもなったと言っている職員も結構いましたね。
佐藤さん:
ゴシップの話は、研修のあと数人に話を聞いた中でもよく話題に上がりました。
ゴシップの言動が「悪いチーム」に繋がってしまうというのを再認識した職員が多かったのかなという印象ですね。
インタビュワー:
自分の言動を振り返ったり、ゴシップをすることの影響をそれぞれが考えてみたりすることで、より「良いチーム」作りに繋がっていくと思うので、印象に残り、皆さまの中で考えるきっかけにしていただけたとお聞きして大変嬉しく思いました。
■参加者の8割が「今回の研修は良かった」と回答、座学前にチームでの体験をできた点が好評
インタビュワー:
今回の研修では、世代間や男女の垣根なく一緒に取り組みながら、コミュニケーションを活発化させることや、職員のモチベーションアップを目的としたかと思います。
実際に研修をおこなってみて、当初の目的は達成できたと言えるでしょうか?
堀内さん:
一定程度達成できたと思っています。
佐藤さん:
私も今回の研修は職員間のコミュニケーション活性の一助にはなったと思っています。
一方、恒常的に、より円滑なコミュニケーションによる関係を築くことを考えると、今後も何らかの手段を講じていく必要はあるかなと考えています。
インタビュワー:
ありがとうございます。
今回の研修の記憶が新しいうちに、コミュニケーションやチームビルディングに関するワークショップを実施したり、自身の言動の振り返りや意見を共有するような機会を設けたりしてもよいかもしれませんね。
その後の団体内の雰囲気に変化などはありましたか?
堀内さん:
すぐに大きな変化が見えてきているわけではないのですが、あまり接点がなかった職員同士でのコミュニケーションがしっかり取れていたので、「仕事を進める上で話しかけやすい他部署の人」がそれぞれ作れたのではないかなと思っています。
というのも、今回の研修では年代・性別に加えて、部署が出来るだけバラバラになるようにチーム分けをしたんですよね。
接点が少ないと思われる職員同士でチームを組みましたので、所内の関係性は広がったかなと思います。
インタビュワー:
そうだったのですね!年代も性別も部署もとなると、たしかに普段はあまり交流をしない人同士でのチームが多くなりそうですが、しっかりとコミュニケーションを取って新たな関係性を築いていただけたようで、弊社としても嬉しく思います。
他部署に相談しやすい人がいるのは仕事をする上で結構心強いですもんね。
堀内さん:
研修が終わった後に参加者アンケートを取ったのですが、約8割の参加者が「今回の研修は良かった」と回答してくれていました。
研修の理解度も約9割が「理解できた」と回答してくれていて、楽しみながらも充実した時間を過ごしてくれたのではないかなと感じています。
インタビュワー:
ありがとうございます!
ところで、これまでの研修と比べてアンケート結果に何か変化はありましたか?
佐藤さん:
実際にチームとはどういうものかということを体感できたところが良かったという意見がいくつかありましたね。
これまでは基本的には座学で進行して、その中で短めのワークをするというものだったので、仮に今回と同じテーマで研修をしたとしても「チームとはどういうものか」というのを体感できるレベルまで持っていくのは難しいのではないかなと思いました。
インタビュワー:
まさにそこが実際にゲームで体験してもらうところの良さなんですよね。
実体験として体感することでテーマへの理解が深まったり、それを踏まえて自分の考えが出てきたりするので、そういったところが体験型のゲームを研修に取り入れる際の良さだと考えています。
■「謎解きゲーム」を取り組む中で「チームとは何か」を体感的に学べるところが一番の魅力
インタビュワー:
最後に「謎解きゲーム」を社内の研修に導入することのメリットや魅力に感じたポイントがあれば、お聞きしてもよろしいでしょうか?
佐藤さん:
「謎解きゲーム」に取り組んでいく中で、しっかりとチーム内で交流しながら「チームとは何か」を自分事として体感的に学べるところが1番のメリットではないかなと感じています。
堀内さん:
私も今回の研修の目的に合致したものになったと考えていて、とても良かったなと思います。
最初は少し表情が硬かった職員も徐々に打ち解けて、和気あいあいと楽しんでくれたようです。
インタビュワー:
ありがとうございます。
ゲームに前向きに取り組んでいただいて、笑顔がたくさん見られた研修だったようで、弊社としてもとても嬉しく思います。
堀内さん、佐藤さん、本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!
「謎解きゲーム」をきっかけに生まれた新たなコミュニケーションで、日本商工会議所様がさらなる発展していくことを願うとともに、今回の研修が、今後の良いチーム作りの一助となっていましたら幸いです。
【謎解きプラスからのコメント】
インタビューをお読みいただき、ありがとうございました。
最後に謎解きプラスから、解説を加えさせていただきます。
<今回のチームビルディング研修のまとめ>
今回、日本商工会議所様が抱えていた課題感や研修を通して実現したかったことは、
①コロナ禍で会話や交流の機会が減ったことによる、職員間のコミュニケーション不足
➡︎特に将来上司と部下の関係になる可能性もある、若手職員と中堅職員間のコミュニケーションを活発化させたいという意向がございました。
②「良いチーム」を作り、職員のモチベーションやエンゲージメントの向上に繋げたい
➡︎風通しが良く働きやすい環境、モチベーション高く頑張りたいと思える環境作りのために「良いチーム」とは何かを体験を通して学び、職員間で共有したいという意向がございました。
という内容でした。
今回は、「職員間のコミュニケーション活性化」と「良いチーム作りを体験を通して学ぶこと」という2つの目的があったため、チームごとに分かれて取り組む「謎解きゲーム」パートと、謎解きゲームの体験から良いチームワークを学ぶ「振り返り座学」のパートの2つで研修を構成しました。
<今回の研修のポイント>
※今回のチームビルディング研修で使用した「謎解きゲーム」のメインビジュアル
▼「謎解きゲーム」パートは、
若手職員、中堅職員が共に楽しく取り組めるような内容、ゲーム構成にしました。
また、全ての問題にグループ内での協力要素があり、情報や意見の交換が重要になる内容のゲームにすることで、チーム内のコミュニケーションの活性化を狙いました。
▼謎解きゲームの特徴
「謎解きゲーム」は、知識ではなくひらめきや発想力をもとに問題を解いていき、1つのゴールに向かって全員で進めていくゲームのため、初対面やあまり面識のない人同士でも会話がしやすく、社歴や老若男女問わず楽しめるグループゲームです。
また、コミュニケーションやチーム内での連携が重要になるほか、様々な人の特性や強みを掛け合わせて課題を解決していくことから、懇親会やチームビルディングの場でもよくご利用いただくコンテンツの一つです。
▼「振り返り座学」のパートは、
「良いチームを作る行動」と「悪いチームを作る行動」をテーマに、「謎解きゲーム」でのチーム体験を踏まえながら参加者全員で考えていく内容です。
実際にチームでの体験をしてから振り返りをおこなうことで、より当事者意識を持ちやすくなり、今後の言動に落とし込みやすくしました。
<まとめ>
日常業務でのコミュニケーションだと、どうしても仕事もしくはプライベートの雑談がメインとなってしまうため、組織の中で
・コミュニケーションをとる人が限られる
・コミュニケーションがマンネリ化する(話題がいつも似てしまう)
という現象が起こりがちです。
コミュニケーションの活性化やチームビルディング強化を目的とした場において、謎解きゲームのような非日常な体験を用いることは、楽しく行動を起こさせるカンフル剤として非常に有用です。
「組織を活性化するスパイス」として、私どももぜひもっと多くの企業の皆様に「謎解き」で貢献させていただきたいと思っています。
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