企画担当者の声
東大阪市文化創造館 八田様

謎解きプラスの社内懇親会サービスのお客様の声インタビューページです。

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謎解きの魅力は、子どもから大人まで主体的に楽しめるところ。全館くまなく回れる動線設計に隠された工夫とは?

東大阪市文化創造館
八田様

今回インタビューさせていただいた会社

今回お話を伺ったのは、2019年11月に『リアル謎解きゲーム×東大阪市文化創造館バックステージツアー 「奇妙なオーディションを突破せよ!」』を東大阪市文化創造館にてご開催させていただきました東大阪市文化創造館様です。

インタビューをさせていただいたのは、事業企画担当の八田(はった)さん。今回は、東大阪市文化創造館内にて、謎解きイベントを開催するに至った経緯、そして実際に開催してみて、どのような効果を得られたかを伺いました。

 

「普通のバックステージツアーではなく、」バックステージを見て終わりではなく、体感型のものに!さらには館内に合わせたオリジナル企画でオープニングを盛り上げたかった

当日の様子。謎解きに入る前にステージでみなさまにストーリー紹介を行いました。

 

インタビュワー:この度はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。

 

八田さん:こちらこそ、よろしくお願い致します。

 

インタビュワー:早速ですが、謎解きイベントを「東大阪市文化創造館」にて開催されようと思ったきっかけを教えてください。

 

八田さん:きっかけは、「オープニングイベントとして行う予定の、バックステージツアーを華やかにしたい」という私たちの要望でした。

「東大阪市文化創造館」は、2019年の9月1日にオープンしたばかりの施設ですが、そのオープニングに際するイベントとして「バックステージツアーを開催しよう」という話がもともとありました。

 

インタビュワー:「東大阪市文化創造館」のようなコンサートホールを持っているような施設では、バックステージツアーというのは、定番イベントなのでしょうか?

 

八田さん:そうですね。やはり「舞台裏がどうなっているのか?」と、気になっている方が多いと思いますし、それができたばかりの施設ならなおさらそのニーズがあるのではないかと思いました。

そのような背景があり、今回オープニングに際するイベントなので、「より華やかにしたい」ということで出てきたのが、“謎解き”とのコラボレーションでした。

 

集客の強みは3つ!「オープニングの目新しさ」「館内をすみずみまで巡る導線設計」「オリジナルストーリー」

 

当日の様子。多くの方がご友人を招待し、グループで謎解きにチャレンジ!

 

インタビュワー:それはすごいですね! 「東大阪市文化創造館」での謎解きイベントは何が良かったのでしょうか? 八田さんのお考えをお聞かせください。

 

八田さん:今回のイベントの強みになったのは3つあると思っています。

まずはオープニングだったので「目新しさがあった」ということ。

2つ目は「館内をすみずみまで巡る設計」、3つ目はハレガケさんに作っていただいた「当館だけのオリジナルストーリー」でした。

これが強いヒキになったのではないかと思っています。

特に今回、当館ではオープニングということで「館内をくまなく見てもらうこと」を大きな目的においていたのですが、当館オリジナルのストーリーや動線設計のおかげで、お客様には、ホールだけではなく、廊下や普段なかなか入ることができない創造支援室などすみずみまで見ていただけたのがよかったです。

さらに、それを飽きずに楽しんでいただけるような企画だったのも、大きかったと思います。

 

インタビュワー:たしかに普段入れないところに入りながら、謎を解いて館内をすみずみまで巡る……と聞くと、“探検している感”もあって、子どもだけでなく大人でもワクワクしてきますね。

 

謎解きの魅力は、子どもから大人まで主体的に楽しめるところ。

インタビュワー:八田さんが感じられた謎解きの魅力を教えてください。

 

八田さん: 私が感じた謎解きの魅力は「子どもから大人まで主体的に楽しめる」ところでした。

 

インタビュワー:主体的と言いますと?

 

八田さん:「見て終わりではないところ」です。「見る」に特化したイベントが多くあると思うのですが、それだと「見ること」がメインになると感じています。

謎解きがそのような「見るに特化したイベント」と違うのは「参加者が前のめりになって、参加できるところ」だと思いました。

子どもだけでなく、大人も一緒になって楽しんでいる光景は、私も見ていて面白かったです。

「いつも入れないところに入れるのが楽しい!」全館くまなく回れる動線設計に隠された工夫とは?

当日の様子。お子様から若者、シニア世代まで、幅広い世代のお客様にご来場いただきました。

 

インタビュワー:開催に際して大変だったことはございましたか?

 

八田さん:大変だったと言いますか、工夫した点としては「普段入れないところに入れる動線設計」 です。

目的が「より多くの市民の方に、当館のことをよく知っていただくこと」でしたので、「いつもは入れないところに入っていただけるように工夫したい」と企画前にオーダーさせていただきました。

 

インタビュワー:市民の方に全館見て回っていただくことが大切だったんですもんね。

 

八田さん:はい。ただ、「全館見ていただく」と言っても、実は、部屋によっては、安全上の問題で使えない部屋などありました。

ですので、「謎解きに使える部屋と使えない部屋」の整理は慎重に行いました。また、謎解きのイベントを通して、「館内放送がどこまで届くか?」のような「全館使った際のシミュレーション」も確認できてよかったと思います。

 

インタビュワー:オープン前ならではの大変さもあったのですね。

 

八田さん:はい。オープン前という点で、もう1つ大変だったのは「お客様にとって最適な動線設計」だったと思います。

これは私どもではなく、ハレガケさんに行なっていただいたことなのですが、「人間の集中力が持つ90分で、謎を解きながら、全館回れる動線作り」はとても大変だったと思います。

というのも、まだ当館のオープン前だったこともあり、企画段階では、まだ建物が完成していませんでした。

不確定な要素も多い中、問題の難易度や適切な時間で回れる動線設計は、本当にすごいと思いました!

 

インタビュワー:とてもいいお話をありがとうございます! では最後にイベント期間中の感想などを教えていただけますでしょうか?

 

八田さん:お子さんたちが「また来るねー!」「バイバーイ!」と元気に帰ってかれたのが印象的でした。

お客様が心の底から楽しんでいる姿を見ることができたのは、すごく嬉しかったですね。

また当初、ターゲット層だったファミリーだけでなく、60代〜70代くらいのご年配のグループや、40代〜50代くらいのエレガントな雰囲気の女性グループのお客様など、意外な客層が見られたことも、とても印象に残っています。

心配していたお客様の怪我などのトラブルも一切なく、無事に終えることができて、運営側からみてもとても達成感のあるイベントでした。

 

インタビュワー:お客様の笑顔や満足した様子って、開催側からすると、すごく達成感を得られたり、モチベーションアップにもなりますよね。本日は素敵なお話しありがとうございました!

 

「謎解き成功の鍵は参加者にとって最適な”動線設計”!」

インタビューをお読みいただき、ありがとうございました。最後に謎解きプラスから、解説を加えさせていただきます。

今回は、八田さんからのお話にも出てきた「動線設計」についてです。

謎解きイベントを開催する際には、大事なのは、「いかに開催施設を適切に回遊してもらいながら、謎解きを楽しめる動線を作れるか?」にあります。

開催サイドとしては、「全館くまなく回って欲しい!」というNEEDSがあっても、謎解き参加者が回りきれない動線設計であったり、謎解きを解くスペースが確保できなかったりなどしてしまっては、本末転倒になってしまいかねません。

「建物の形状を活かして、謎解きに適切な動線設計をする」

「謎解きに適切かつ、施設の魅力も知ってもらえる動線設計ができるか?」が、開催前に不安な時はぜひ、謎解きプラスにお気軽にご相談くださいね。